Go to contents

数学者などが新人政治家に、 仏総選挙で大物落選相次ぐ

数学者などが新人政治家に、 仏総選挙で大物落選相次ぐ

Posted June. 13, 2017 08:47,   

Updated June. 13, 2017 08:47

한국어

11日のフランス総選挙第1回投票では、「マクロンマジック」の影響を受けた新鋭が大物政治家を押しのけて当選の栄誉に授かった。「公認の半分をニューフェイスにする」というマクロン氏の実験が成功したと評価されている。

パリ近郊の選挙区から出馬した「共和国前進」の候補セドリック・ヴィラニ氏(44)は、第1回投票で47.46%を得票し、ライバル候補の共和党のロル・ダルコス氏を30ポイント以上の差をつけて当選が有力視されている。2010年「数学のノーベル賞」と呼ばれるフィールズ賞を受賞した天才数学者のヴィラニ氏は、政治的バックグラウンドのない新人の一人だ。3人の子供の母親で脆弱階層の保護活動をしてきたカロリーヌ・ジャンピエール氏(36)も、ルレア州で出馬して共和党の当選3回のセルジュ・グルアール氏を退け、決選投票で1位を占めた。

極右の国民戦線(FN)の結果は対照的だ。大統領選の決選でマクロン氏と対立したルペン党首は46.02%で1位を占め、3度目にして院内進出という初の結実を目前にしている。しかし、パートナーのルイ・アリオ氏、義兄のフィリップ・オリヴィエ氏などは、選挙区で決選には上がったものの、最終当選は難しいと見られている。

左派も状況は同じだ。急進左派の「服従しないフランス」の大統領選候補だったメランション氏は、第1回投票で33%を得て1位になったが、2位の追撃が激しく、決選で当選を確約できない状況だ。

一方、「共和国前進」の公認名簿から除外された社会党のマニュエル・ヴァルス元首相は無所属で出馬し、選挙区で1位を占めた。



金守蓮 sykim@donga.com