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選挙戦でトランプ候補に同調したマスク氏、「パリ協定離脱強行ならホワイトハウス諮問を辞任」

選挙戦でトランプ候補に同調したマスク氏、「パリ協定離脱強行ならホワイトハウス諮問を辞任」

Posted June. 02, 2017 08:29,   

Updated June. 02, 2017 08:32

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「パリ協定(気候変動対策の枠組み)がどこに行くか分からないが、私たち(米国)が(協定に)残留すべきだという助言をトランプ大統領に直接するために努力する」

テスラモーターズの最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏(46)は先月31日、自身のツイッターにこのように明らかにした。一部のフォロワーが、「それでもトランプ氏が協定から離脱すればその時はどうするのか」と質問すると、「その場合は(トランプ氏に助言する)経済政策フォーラムを去る方法しかないだろう」と答えた。

「米産業界のロックスター」であるマスク氏は、これまで進歩派のネットユーザーから「なぜトランプ氏を支援するのか」という攻撃を受ける度に、「(大統領に対する)盲目的な憎しみは決して『正解』にはなれない。私は個人(トランプ氏)ではなく国のために助言する」という態度を示した。

特に2月、ライドシェア(相乗り)大手の米ウーバーテクノロジーズのトラビス・カラニックCEOが、「トランプ大統領の反移民大統領令に同調した」という非難と誤解を受け、経済政策フォーラムのメンバーを自ら退いた時も、「こんな時ほどフォーラムに参加することが(社会と国家の)より大きな利益に奉仕することだ」と強調した。

その直後、米メディアは、「ペンシルバニア大学経営大学院『ウォートン・スクール』の同窓であるトランプ氏とマスク氏が、『米国内の製造業の復活と雇用創出』部門で意外にも調和するかもしれない」と展望した。

しかし、マスク氏はトランプ氏がパリ協定離脱の決定を下せば、「もはやどんな助言も意味がない」と判断したと、米メディアは解釈した。



夫亨權 bookum90@donga.com