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サウジ訪問のメラニア夫人とイヴァンカ氏、ヒジャブ着用せず

サウジ訪問のメラニア夫人とイヴァンカ氏、ヒジャブ着用せず

Posted May. 22, 2017 08:40,   

Updated May. 22, 2017 08:41

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米国のトランプ大統領とサウジアラビアを訪問中のメラニア夫人と長女のイヴァンカ氏が、ヒジャブを着用せずに公式日程を消化した。ヒジャブはサウジの現地女性が頭と顔を隠すために巻くスカーフのような布で、現地女性には欠かせない。トランプ大統領は、オバマ大統領のミシェル夫人が2015年にサウジを訪問した際、ヒジャブを着用しなかったことに対して、「彼ら(サウジ)は侮辱感じるかもしれない」と非難したが、自分の夫人は責めなかった。

20日、英紙ガーディアンは、サウジのリヤドに到着したメラニア氏が、黒の長いパンツ姿で現れたと報じた。普段、メラニア氏は体にフィットした服を好んで着るが、同日は体の線が出ないワイドパンツを着用した。イヴァンカ氏も、足首までの暗い色のワンピースを着た。メディアは、「アバヤ(イスラム圏の女性が着る黒い服)」を連想させるこの姿について、「スカーフ(ヒジャブ)は巻かなかったが、サウジの厳格な規定に従った」と解釈した。

サウジ王国の規定によると、女性はアバヤを着て必ずヒジャブを着用しなければならない。ただ外国人は例外が認められる。2015年にミシェル氏も青の色の上衣に黒いズボンを身に着けた。トランプ大統領は当時、「多くの人がオバマ夫人がスカーフの着用を拒否するのを見て素晴らしいと言った」と話した後、問題の非難発言をした。

一方、トランプ大統領は今回の訪問で、サウジのサルマン国王から最高勲章を受けた。このことが伝えられると、トランプ大統領の最側近のロジャー・ストーンは、「サウジの人々に会うのではなく、彼らが財政支援をした9・11テロに責任を負って賠償を要求しなければならない」とし、「正直に言ってこれを見て吐き気を催す」と批判した。ロイター通信と世論調査機関のイプソスが発表した最近の世論調査によると、トランプ大統領の国政支持率は38%で就任後最低の水準だ。



金守蓮 sykim@donga.com