映画「羊たちの沈黙」のドゥミ監督が死去

１９９０年代を代表するホラー映画「羊たちの沈黙」を制作したジョナサン・デミ監督（写真）が２６日（現地時間）、食道がんによる合併症で、米ニューヨーク・マンハッタンのマンションで死去した。享年７３歳。

１９７４年に「女刑務所」を演出して映画界にデビューしたデミ監督は、１９９１年、アンソニー・ホプキンスが精神科医出身の殺人鬼に、ジョディ・フォスターが米連邦捜査局（ＦＢＩ）の捜査官として登場する「羊たちの沈黙」を制作し、その翌年に第６４回アカデミー賞で監督賞を受賞した。

１９９３年は、米社会の同性愛者らへの差別と嫌悪を扱った「フィラデルフィア」で世界的な注目を浴びた。主人公役のトム・ハンクスは、第６６回アカデミー主演男優賞を受賞した。

李世亨 turtle@donga.com