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ソウル大公園の動物園が今週再オープン

Posted March. 28, 2017 08:32,   

Updated March. 28, 2017 08:34

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高病原性鳥インフルエンザ(AI)の検出で、昨年12月に閉鎖されたソウル大公園の動物園と広津区(クァンジング)子供大公園の動物園が今週再びオープンする。臨時休場措置が下されてから約100日ぶりのことだ。

ソウル市は、「3ヶ月ほど行った精密検査で、新たな問題が現れなかった」とし、「30日に動物園を再オープンする」と27日明らかにした。ソウル市によると、ソウル大公園はAI発生直後、環境省傘下の国立環境科学院が行った精密検査などで、最終的に陰性判定を受けた。

ソウル市は、これに先立って昨年12月17日、飼育されているコウノトリ2羽が相次いで死に、動物園の臨時休場措置を下した。さらに悪いことに、1週間後の24日、天然記念物のヘラサギ1羽も死体で発見された。当時、集団死した鳥類はすべて、高病原性AIに感染したことが明らかになった。

市は動物園を閉鎖し、マニュアルに基づいて園内のすべての鳥に対して、5週間、感染しているかどうかの観察を始めた。健康な鳥を入れて異常の有無を確認する飼育実験も、3週間行った。

今月初頭、最終的に陰性判定が下されて再オープンの要件を整えたが、口蹄疫が足を引っ張った。市は結局、農林畜産食品部が口蹄疫の危機警報段階を「深刻」から「警戒」に引き下げた後、動物園再オープンの決定を下した。

ソウル大公園の関係者は、 「1ヶ月早く再開オープンすることもできたが、国家的危機状況であるだけに、万が一の状態に備えて、オープンの日程を遅らせた」と説明した。最近、飼育中のタンチョウの糞から低病原性AIが新たに発見されたが、動物園の再オープンには無理がないように見える。

しかしソウル市は、AI危機警報段階が依然最高の水準を維持しているだけに、鳥の飼育スペースは事態が沈静化するまで開放しないことにした。



姜昇賢 byhuman@donga.com