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トランプ大統領、「極めて悪い振る舞い」と金正恩氏を批判

トランプ大統領、「極めて悪い振る舞い」と金正恩氏を批判

Posted March. 21, 2017 08:28,   

Updated March. 21, 2017 08:29

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米国のトランプ大統領が、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長を再び批判した。

トランプ大統領は19日(現地時間)、米フロリダ州で自身が所有するリゾートクラブ「マララゴ」からワシントンに戻る専用機に搭乗する前、記者団に金委員長について「極めて悪い振る舞いをしている」と強く批判した。また「マララゴで北朝鮮問題について会議を行った」と付け加えた。

トランプ氏は、金委員長の何が悪い振る舞いなのか具体的に明らかにしなかったが、北朝鮮が同日公開した大陸間弾道ミサイル(ICBM)に使うとみられる「新型高出力ロケット」のエンジン地上噴出実験を取り上げたようだと、FOXニュースは伝えた。

一方、ティラーソン国務長官が韓中日歴訪期間に「北朝鮮に対するあらゆる措置を考慮する」、「韓日核保有の容認も検討できる」と明らかにした後、ワシントンでは先制攻撃など北朝鮮に対する軍事的措置の効用性をめぐって論議が起きている。

共和党所属のデビン・ヌネス下院情報委員長は19日、FOXニュースとのインタビューで、「そこまで行かないことを願うが、(ICBMなど)北朝鮮の核兵器運搬能力が完成段階に近づけば近づくほど米国は先制攻撃ができる態勢を備えなければならない」と述べた。共和党の代表的な対北強硬派であるヌネス委員長は、「北朝鮮は完全に手綱のとれた政権」とし、「いかなる方法であれ何らかの措置がなされなければならない」と付け加えた。

一方、トランプ政権の対北強硬策に反対してきた米紙ニューヨーク・タイムズは同日、ティラーソン長官などが明らかにした北朝鮮に対する軍事オプションは大きく3つに圧縮できるが、すべて危険だと指摘した。同紙は、米国が取ることができる対北軍事オプションとして、△ミサイル発射を中止させるための単発攻撃、△核とミサイル施設に対する攻撃、△戦争、を挙げた。同紙は、ミサイル発射を阻止するための単発攻撃の場合、北朝鮮が移動式発射台を使ってトンネルなど隠蔽された場所からミサイルを発射することもできるため、発射前に発射台を攻撃することは容易でないと指摘した。また、核とミサイルの選別攻撃もすべての関連施設を探して攻撃できないため、北朝鮮の反撃でまかり間違えば全面戦争につながる恐れがあると分析した。



李承憲 ddr@donga.com