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2年連続リーグ最下位のktが変わった、オープ戦無敗で1位

2年連続リーグ最下位のktが変わった、オープ戦無敗で1位

Posted March. 21, 2017 08:26,   

Updated March. 21, 2017 08:26

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プロ野球の第10球団ktが今年は番狂わせを起こせるだろうか。

ktは20日までにオープン戦で5勝1分けと無敗行進を続けている。プロ野球10球団のうちオープン戦で敗戦がないのはktだけだ。本拠の水原(スウォン)球場のリモデリング工事が終わっていないため、全試合をアウェーで行っていることを考えると、尚更意味ある成績だ。

ktが今年のオープン戦で変わった姿を見せている最大の理由は投手陣、とりわけ先発陣が強くなったからだ。この6試合で先発投手陣は平均防御率1.50をマークし、相手打線を完璧に封じ込めている。昨年は先発陣の平均防御率は6.16だった。ハンファ(6.39)に次いで2番目に悪い記録だった。

今年のオープン戦でktが安定した先発陣を運用できるようになったのは、新しく加入した外国人投手ドン・ローチ(28)の存在が大きい。ローチは登板した2試合で勝利投手となったが、19日に大田(テジョン)では6回を1失点に抑え、今年オープン戦で初めてクオリティスタートを記録した。

打線では全体的に集中力が目立った。打者たちは今年のオープン戦で、走者が2塁以上に出ている時の打率を示す得点圏打率が.400に達した。10球団の中で最も高い記録だ。昨年のktは、得点圏打率が.278とSK(.276)に次いで2番目にチャンスを活かせないチームだった。

先発投手が崩れて適時打が打てなければ勝てないのは当然のこと。2015年に1軍リーグにデビューしたktは、昨年まで2年連続で最下位だった。このため、今年のオープン戦1位を素直に喜んでも良さそうだが、気を緩める気配はない。ktは昨年もオープン戦では2位(10勝1分5敗)をした経験があるからだ。

キム・ジンウクkt監督は、「オープン戦の成績に大きな意味があるとは思っていない」としながらも、「選手たちの心構えが大変前向きになっている。とんでもない三振に倒れる場面がなくなるなど試合内容が良くなった。こうしたことが良い結果につながると思う」と話した。



黃奎引 kini@donga.com