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今度はSK建設が4兆ウォン受注、イランに「ゴールドラッシュ」

今度はSK建設が4兆ウォン受注、イランに「ゴールドラッシュ」

Posted March. 20, 2017 08:27,   

Updated March. 20, 2017 08:28

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SK建設がイランで、総事業費4兆ウォン規模のガス複合火力民間資本発電所の建設工事を受注した。SK建設は、国内建設会社では初めて、イランの民間資本発電事業に進出することになる。最近、イランやトルコなどから受注朗報が伝えられ、海外建設受注の扉がひらくだろうという期待が高まっている。

SK建設は17日(現地時間)、トルコのイスタンブールでユニットインターナショナルエネルギーの持分30%を買収する株式譲渡契約を交わしたと、19日明らかにした。この会社は、ベルギーのエネルギー企業「ユニットグループ」がトルコに設立した特殊目的法人であり、1月にイラン政府から民間資本発展事業権を獲得した。

この事業は、計5000MW容量のガス複合火力発電所5基を建設・運営するプロジェクトだ。イラン発電事業の中では史上最大規模となる。韓国基準では、350万世帯が1年間に使える電力量に匹敵する。建設・金融費用などを合計した総事業費は34億ユーロ(約4兆1140億ウォン)で、工事費だけでも25億ユーロ(約3兆250億ウォン)に上る。

同日の契約式には、SK建設のアン・ジェヒョン・グローバルビーズ代表やウナル・アイサル・ユニットグループ会長、姜鎬人(カン・ホイン)国土交通部長官などが出席した。アン代表は、「SK建設の開発型事業遂行の経験を活かして、高品質の発電所を建設したい」と明らかにした。姜長官も、「イラン複合火力発電所事業は今後、イランとのインフラ協力において記念碑的事業になるだろう」と語り、「政府は、今回の事業が成功裏に推進できるように必要な支援を惜しまない」と述べた。

SK建設は来年1月、サヴェ 、ザーヘダーンの2ヶ所に、それぞれ1200MWと880MW規模のガス複合火力発電所の着工に乗り出す。工事期間は約2年半で、2020年下半期(7〜12月)の商業運転が目標だ。SK建設は、スフィアン、クワスリーシリ、アバズの3カ所でも順次工事を開始する。SK建設は発電所の完成後も、30%の持分を持ってユニットグループと発電所を共同運営する。

一方、最近、イランを中心に海外建設受注の朗報が相次いでいる。現代(ヒョンデ)エンジニアリングと現代建設は12日(現地時間)、イランで3兆8000億ウォン規模の石油化学プラント資設工事の本契約を交わした。これに先立って、昨年末、大林(テリム)産業もイランで、計2兆2334億ウォン規模のイスファハン製油所の改善工事を受注し、最近、本契約を交わした。



金宰永 redfoot@donga.com