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男女助演賞は共に黒人、アカデミー賞89年の反乱

男女助演賞は共に黒人、アカデミー賞89年の反乱

Posted February. 28, 2017 08:38,   

Updated February. 28, 2017 08:39

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アカデミー賞は、「オスカーはあまりにも白い(Oscar So White)」という文章が示すように、毎年、人種差別を巡る論議に包まれた。2002年にデンゼル・ワシントンとハル・ベリーが男女主演賞を受賞したこともあるが、それ自体が「異変」や「出来事」という評価を受けた。

しかし、今年は黒人俳優が、男女助演賞を同時に受賞した。89年のアカデミー賞史上初めてのことだ。26日(現地時間)、米ロサンゼルスで行われた第89回アカデミー賞授賞式で、「ムーンライト」に出演した黒人イスラム教徒の俳優「マハーシャラ・アリ」(43)が助演男優賞、「フェンス」のヴィオラ・デイヴィス(52)が助演女優賞を受賞した。

アリは、黒人男性俳優としては8番目にオスカートロフィーを獲得した。1964年にシドニー・ポワティエが黒人初の主演男優賞を手にした後、53年間、アカデミーは、わずか7人の黒人男性俳優にしか賞を許さなかった。

助演女優賞を受賞したデイヴィスは、アカデミーで三回もノミネートされた俳優であり、黒人女優の中では最も多くノミネートされた。今年、氏は助演女優賞を受賞したが、アカデミー史上、受賞者に指名された黒人女優は、デイヴィスを含めてわずか7人だ。助演賞は黒人俳優が獲得したが、主演賞は男女とも、白人俳優のものだった。



李知訓 easyhoon@donga.com