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平昌ショートトラックの入場券が55万ウォン、バンクーバーの3倍

平昌ショートトラックの入場券が55万ウォン、バンクーバーの3倍

Posted February. 09, 2017 07:04,   

Updated February. 09, 2017 07:19

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来年に迫った平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開閉会式と各競技の入場券の予約販売が8日から始まる。

平昌冬季五輪組織委員会は同日から4月23日までホームページ(www.pyeongchang2018.com)を通じ、1次的に入場券の予約販売を受け付け、抽選を通じて当選者に優先的に入場券購入の機会を与える。当選者は5月8日に発表する。組織委員会は、今回の予約販売を通じて競技別に全入場券の60~80%を販売する計画だ。ネットでの2次予約販売は9月5日から始まる。この時は抽選ではなく先着順の販売となる。ネット販売は10月1日から。

五輪競技入場券の価格は、開催国国民の観戦意向度を含めた市場調査結果と各国際競技団体と開催国政府機関の意見などを参考に、組織委員会が適正価格を算出し、国際オリンピック委員会(IOC)の最終承認を受けて確定する。

こうして決まった価格から競技別の人気度を一定程度推し量ることができる。平昌五輪で開閉会式を除いた競技の入場券に中で最高価格は「冬季五輪の花」と言われる男子アイスホッケー決勝でA席が90万ウォン。男子アイスホッケーの入場券は毎大会最も高い価格がつく。2014年のソチ大会での決勝戦チケットは125万ウォンで2010年のバンクーバー大会では87万ウォンだった。

平昌五輪の入場券価格で最も目を引くのは、これまで韓国が断トツの強さをみせてきたショートトラックだ。平昌五輪のショートトラックのA席のチケットは55万ウォンで、バンクーバー大会(17万ウォン)の3倍に当たり、ソチ大会(22万ウォン)の2倍を超える価格だ。これには組織委員会が韓国リサーチに依頼して調査した五輪競技観戦意向度を含めた競技の人気度が反映されている。観戦意向度調査で、ショートトラックは67%を記録し国民が最も見たいと思う競技に選ばれた。アイスホッケーは16%と相対的に低かったが、海外販売が多くを占めるとみられている。ソチ大会でもアイスホッケーは6万枚以上がロシアではなく他国で売れた。観戦意向度調査で2番目に高かったフィギュアスケート(64%)はショートプログラムが55万ウォンでフリーは60万ウォン(いずれもA席)だが、ソチ大会より10万ウォン安い価格だ。

ユン・ソンビンが金メダルを目指しているスケルトン決勝のA席は以前の2大会より少し高い10万ウォンだ。韓国がこれまでの冬季五輪で金メダル4個を獲得したスピードスケートも以前の2大会より少し高くなり、A席が25万ウォンだ。アルペンとクロスカントリースキーなど韓国勢の技量が世界レベルに及ばないスキー競技は、以前の2大会に比べて概ね安く策定された。



李宗錫 wing@donga.com