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ロシアのフィギュア新星メドベージェワ、金妍児を超えた 過去最高点獲得

ロシアのフィギュア新星メドベージェワ、金妍児を超えた 過去最高点獲得

Posted January. 31, 2017 08:44,   

Updated January. 31, 2017 08:44

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ロシアのフィギュアスケート新星、エフゲニア・メドベージェワ(18)が「フィギュア女王」金妍児(キム・ヨナ)が引退した後、注目すべき強者不在のフィギュアで独走態勢を築いている。

メドベージェワは28日、チェコのオストラバで行われたフィギュアスケート欧州選手権2017の女子シングルスで合計229.71点(ショート78.92点、フリー150.79点)で歴代最高得点を記録して頂上に立った。これは金妍児が2010年のバンクーバー五輪で金メダルを獲得した時に樹立した世界記録、合計228.56点を7年ぶりに更新したのだ。メドベージャワは昨年のロシア選手権でも233.57点で優勝したが、ロシアの国内大会だったため非公認記録だった。

来年の平昌(ピョンチャン)五輪フィギュア女子シングルスもメドベージャワの独壇場になる可能性が高い。メドベージャワは、「世界記録を樹立して幸せだったが、それが自分の一番重要な目標ではない」と話した。自身のソーシャルメディア(SNS)に韓国のアイドルグループ「EXO」や防弾少年団の音楽に合わせて踊る映像を掲載するほど韓国のアイドルに関心が高い。メドベージャワは圧倒的な実力をもとに韓国で開催される平昌五輪での金メダルを目指している。

2015~2016シーズンからシニア舞台で活躍しているメドベージャワは、デビューシーズンからたちまち世界選手権を制覇し、世界フィギュア界を驚かせた。今シーズンもISUグランプリ2戦、4戦、ファイナルに続き欧州選手権まで、出場した全ISU大会で合計200点を超える得点で優勝している。出場した全大会で「敵なし」を証明している。

メドベージャワの強みは、強靭な体力をもとにした高難度のトリプルジャンプ(3回転)をほかの選手より1、2回多く飛んでいることだ。このため基本点数が高い。今大会のフリーではトリプルジャンプを9回も飛んだ。とくに、フリーでは最後のジャンプでダブルアクセル、トリプルトウループ、トリプルトウループを飛んだ。コンビネーションを構成する際、同じジャンプを2度入れるのは認められないため、最後のトウループは点数として認められない。それでも、トリプルトウループへの強い自信を見せるため、2度もトリプルトウループを飛んだのだ。メドベージャワは、「今回の試合をもう少し特別な形で終えたいための試みだった」と話した。



鄭允喆 trigger@donga.com