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KAISTの研究チームが「一滴の涙で痛風を診断」

KAISTの研究チームが「一滴の涙で痛風を診断」

Posted January. 18, 2017 08:33,   

Updated January. 18, 2017 08:34

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一滴の涙で痛風を検査できる新しい方法が国内研究チームによって開発された。

KAISTバイオ及び脳工学科のチョン・ギフン教授チームは、安価で精巧な痛風検査紙を開発したと、17日明らかにした。痛風とは、血液中の尿酸が針のような結晶に変わって、関節の中に蓄積され、炎症や関節損傷を引き起こす疾患だ。血液検査で痛風の危険性が高いかどうかは分かるが、そのつど採血しなければならない欠点があった。

研究チームは、人間の涙の中にも尿酸が混ざって出てくることに着目した。薄い紙の表面に金ナノ粒子をかぶせて新しい検査紙を作る。この検査紙に涙をつけて光りに照査後、分光装置で確認すれば、簡単に尿酸濃度がわかる。検査の精度は、血液検査と大差がなかった。KAISTのパク・ムンソン研究員は、「一般的半導体工程を利用して簡単に大量生産が可能なことも強みだ」と明らかにした。

研究チームは今回の成果が今後、様々な体液を利用した各種検査法開発へとつながりかねないと期待している。チョン教授は「病気の診断や生理学機能研究などに貢献できるだろう」と語った。今回の研究成果は国際学術誌「ACSナノ(ACS Nano)」の2016年12月14日付けのオンライン版に掲載された。



전승민 チョン・スンミン記者 enhanced@donga.com