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スケルトンのユン・ソンビン、W杯第1戦「金」に次いで第2戦でも銅

スケルトンのユン・ソンビン、W杯第1戦「金」に次いで第2戦でも銅

Posted December. 31, 2016 08:51,   

Updated December. 31, 2016 08:52

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韓国ソリの希望、ユン・ソンビン(22=韓国体育大学)がシーズン序盤から快速疾走を続けている。昨シーズンに8度開かれたスケルトンシリーズ・ワールドカップ(W)大会で金メダル1個を獲得したが、今シーズ最初のW杯(カナダ・ウィスラー)で金メダルを首にかけては、W杯第2戦(米国レークプラシッド)でも銅メダルを追加した。これでユン・ソンビンは、「すべての大会でポディアム(表彰台)に立ちたい」と掲げた目標を着実に達成している。昨シーズンは1大会を除いて、出場した全大会で入賞した。唯一入賞できなかったのが、まさに今シーズン最初の大会だった。

エンジンがかかるのが遅かった以前とは違い、順調に滑り出したことへの感想を聞いた。「そりゃ嬉しいに決まってるでしょう。(笑)初めて第1戦から取ったわけですから、やっぱり感無量ですね。もともとシーズン中盤以降から調子を上げるスタイルなんです。昨シーズンも第1戦は完全にダメで12位だったんです。そして、次の大会から順位を上げました。ところが今シーズンは出だしからいい結果が出たので、この先がもっと楽しみです」。

しかし油断するにはまだ早い。新年1月7日にW杯第3戦が開かれるドイツのアルテンブルクは、昨シーズン12位を記録した場所だ。経験が多かったウィスラーやレークプラッシードのような北米地域より走行経験の少ない欧州のトラックは、理解度が落ちるのが事実だ。ユン・ソンビンは「でも昨年シリーズを経験しながら、完璧ではないけど、ある程度トラックについては把握できた。なので、欧州大会からが本当に重要だ」と話した。

ユン・ソンビンは、元日にドイツに向かい、W杯第3戦から第7戦まで参加した後、2月末の世界選手権には出場しないで帰国する。2018年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪が開かれる平昌アルペンシアでトラック適応トレーニングをした方が良いと判断したからだ。競技の特性上、トラックを滑った回数が多いほど微妙なミスを減らすことができ、記録短縮につながるからだ。

しかし、ホームだからと言って無条件良い成績が保証されるわけではない。ホームのメリットがある分、「当然もっと良い試合ができるだろう」という周囲の期待からくるプレッシャーとも戦わなければならない。いざ本人は淡々としていた。「どうせうまい選手になるためには、すべてのトラックでうまく滑るようにならなければならない。特定のトラックだけでうまい選手は長持ちしない。まずは、すべてのトラックでブレなく滑れるようになりたい。それができれば、平昌でもいい結果を出せるのではないかと思う」。



任寶美 bom@donga.com