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中国、「トランプとロシアがオバマ批判…不思議な連盟」

中国、「トランプとロシアがオバマ批判…不思議な連盟」

Posted December. 31, 2016 08:22,   

Updated December. 31, 2016 08:34

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ロシアに友好的なトランプ次期米大統領が来年1月20日に就任すれば、米ロ蜜月時代が開かれると憂慮した中国は、今回のハッキング波紋が自国に有利に作用するかも知れないと期待しているようだ。

中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は30日、「トランプ氏とロシアが共にオバマ大統領を批判する『不思議な連盟』が形成されている」とし、最近の状況を皮肉った。同紙は、オバマ政府の制裁措置にロシアが報復を宣言し、トランプ氏もオバマ政府の措置に反対していることを詳しく伝え、「米国では現在2人の王が権力争いをし、目まぐるしい外交を繰り広げている」と指摘した。

トランプ氏が就任前に政治に干渉して「加速」する一方、オバマ大統領も退任前に自身の政策を打ち出して衝突している状況を皮肉ったのだ。同紙は、今回のオバマ大統領の措置は行政命令なので、トランプ氏が執権した後に取り消しが可能かも知れないという米CNN放送の解説も紹介した。

環球時報など中国の官営メディアや学者は、トランプ氏の大統領就任後に米国がロシアと蜜月関係を継続するには、ウクライナ問題やシリア内戦など両国間に難題が多いという点を強調してきた。



具滋龍 bonhong@donga.com