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公教育を強調したオバマ大統領、娘たちは年間授業料3500万ウォンの私立名門に

公教育を強調したオバマ大統領、娘たちは年間授業料3500万ウォンの私立名門に

Posted December. 31, 2016 08:22,   

Updated December. 31, 2016 08:35

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オバマ米大統領の二人の娘は2009年、ワシントンに引っ越してきた後、「シドウェル・フレンズ・スクール」に通い始めた。長女のマリア(18)は今年、同校を卒業したが、次女のサーシャ(15)は在学中なので、オバマ大統領夫婦は来月の退任後もワシントンに滞在することにした。

1883年に設立されたシドウェル・フレンズ・スクールは、「ワシントンのハーバード」と呼ばれている。ビル・クリントン元大統領の一人娘であるチェルシー・クリントンやジョー・バイデン副大統領の孫など、政財界大物の子供らは幼稚園から高校過程までを備えている同校に通った。1年間の授業料が2万9442ドル(約3500万ウォン)もする。

米紙ニューヨークタイムズによると、オバマ大統領夫妻が天秤にかけていたもう一つの学校は、1945年に開校し、ワシントンで初めて白黒の統合を試みたジョージタウンデイスクールと1911年に国際学校として設立されたマレットスクールだった。

オバマ大統領夫妻は、娘たちの意見を尊重してホワイトハウスに近い公立学校の代わりに私立学校を選んだが、批判は免れなかった。オバマは大統領選挙での遊説で、公教育の優秀さや重要性を重ねて強調した。

二人の娘は、ワシントンに来る前に、シカゴでも私立学校であるシカゴ大学付属小学校に通った。アーン・ダンカン元教育長官を輩出したところで、とりわけ放送関係者やジャーナリスト、映画関係者が多く卒業した学校として知られている。小学校教育の影響のためか、マリアの夢は映画制作者だ。

マリアは1年間休学する「ギャップイヤー」を送った後、来年秋、ハーバード大学に進学する。オバマ大統領夫妻も、ハーバード法科大学院を卒業した。ニューヨークタイムズは、マリアの大学選択について、「両親の絶え間ないアドバイスを覆す一種の反抗だ」と解釈した。両親が看板を見ず、大学を選択するように何度もアドバイスしたが、マリアは名門中の名門であるハーバード大学を選んだ。

マリアのハーバードへのこだわりは、ミシェルの幼い時に似ている。ミシェルは最近、「セブンティーンマガジン」とのインタビューで、「私が大学に志願する際、周りの人たちから、『さあ、プリンストン大学はお前には少し高いところだ』と言われた」と話した。自分の実力を疑問視する人たちは、私に刺激を与えた」と振り返った。「意地」を張ったミシェルは、プリンストン大学を経てハーバード大学のロースクールを卒業した。



趙은아 achim@donga.com