Go to contents

セヌリ党の非主流派議員29人が離党、与党は99議席に 改憲阻止線崩壊

セヌリ党の非主流派議員29人が離党、与党は99議席に 改憲阻止線崩壊

Posted December. 28, 2016 08:24,   

Updated December. 28, 2016 08:26

한국어

与党セヌリ党の非主流議員29人が27日に集団離党し、国会は「新4党体制」になった。政権与党のセヌリ党は議員が128人から99人に減り、改憲阻止線(101議席)が崩壊した。野党「共に民主党」(121人)と「国民の党」(38人)、非主流議員が創党する仮称「改革保守新党」などが手を握れば、どんな法案でも処理が可能になった。保守新党は同日、セヌリ党を先に離党した金容兌(キム・ヨンテ)議員が合流し、30人で第4院内交渉団体に登録した。

保守新党は分党宣言文で、「セヌリ党を壊した『親朴系(朴槿恵大統領系)覇権主義』を克服し、真の保守政権の再創出に向けて新たに出発する」と明らかにした。その上で、△権威主義の排撃、△法治主義の実践、△真の市場経済の発展、△透徹した安全保障、△民生安定、などを最優先課題に掲げた。

党を率いる院内代表には朱豪英(チュ・ホヨン)議員(当選4回・大邱寿城乙)、政策委議長には李鍾九(イ・ジョング)議員(当選3回・ソウル、江南甲)が選ばれた。保守の心臓と呼ばれる大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンプクト)とソウル江南出身の議員を前面に出して保守層の民心をつかみ、外縁を拡大する思惑のようだ。劉承ミン(ユ・スンミン)議員は同日、「野党の中にも改革保守の道に参加するという人に会って説得する」と話した。

セヌリ党の鄭宇沢(チョン・ウテク)院内代表は、「保守を分裂させる気勢とエネルギーで党を革新し、変化させることに力を結集してほしい」とし、「(彼らの)離党は失敗だ」と牽制した。親朴系の新人議員26人も声明を出し、「離党は反省と改革に逆行する大義名分のない保守分裂にすぎない」と批判した。セヌリ党は29日の全国委員会で「印名鎮(イン・ミョンジン)非常対策委員長体制」をスタートさせ、保守新党と本格的な保守刷新競争をする予定だ。



宋贊旭 song@donga.com