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トランプ氏の就任演説、31歳のミラー次期大統領補佐官が作成

トランプ氏の就任演説、31歳のミラー次期大統領補佐官が作成

Posted December. 28, 2016 08:24,   

Updated December. 28, 2016 08:26

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米国のトランプ次期大統領(70)の就任式の演説は、政策担当の大統領補佐官に起用された31歳のスティーブン・ミラー氏が書く。

米政治情報サイト「ポリティコ」は26日、ミラー氏が先週、トランプ氏が所有するフロリダ州パームビーチのリゾート施設「マール・ア・ラーゴ」で、スティーブ・バノン首席戦略官らの助言を受け、演説の草稿を作成していると報じた。

ミラー氏は、トランプ氏の心を最もよく読む核心参謀だ。彼の自身満々でストレートな語り口は、「トランプ氏の話を聞いているようだ」と言われている。「私ほど(政治)システムをよく知る人はいない。ゆえに私だけがこれを直すことができる」という大胆な表現で話題になったトランプ氏の7月の共和党全国党大会での演説もミラー氏の作品だ。

 

ミラー氏は選挙期間、1日に3本の演説をスラスラと書き、「機械」というニックネームをつけられた。大学卒業後の7年間、トランプ政権の初代司法長官に指名されたジェフ・セッションズ上院議員の演説秘書を務めた。ポリティコは、「ミラー氏が歴史的な演説を書かなければならないだけでなく(政策担当補佐官として)就任100日間、政策アジェンダを作って実務陣を構成する難しい作業を引き受けた」と伝えた。

トランプ氏は演説で、公教育の問題点や老朽したインフラを指摘し、理念陣営を脱した統合を通じてこれらの問題を解決していくというメッセージを伝える方針だ。国境の安全と軍備増強についても言及する。

ブッシュ政府で大統領演説秘書官を務めたピーター・ワーナー氏は、ポリティコに「就任式の演説はライバルを抑えなければならない選挙期間中の演説とは正反対だ。国家を統合することに焦点を置かなければならない」と強調した。

2009年のオバマ大統領の就任演説の草案は当時27歳だったジョン・ファヴロー氏が書いた。オバマ大統領の「マインド・リーダー(mind reader・心を読む人)」と呼ばれたファヴロー氏は、スターバックスで草案を書いたという。



韓基渽 record@donga.com