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盗難の五仏図が松広寺に戻ってくる

Posted December. 07, 2016 08:27,   

Updated December. 07, 2016 08:31

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盗まれていた朝鮮仏画「松廣寺(ソングァンサ)の五仏図」(写真)が8日、韓国に帰ってくる。

文化財庁や曹溪宗(チョゲジョン)は、「米ポートランド博物館に所蔵されていた五仏図が最近返還され、明日午前、仁川(インチョン)空港から入ってくる」と6日明らかにした。五仏図は、ソウル鐘路区(チョンノグ)にある仏教中央博物館を経て、元の居場所である全羅南道順天市(チョンラナムド・スンチョンシ)にある松広寺に移される予定だ。

五仏図は、縦157センチ、横117センチのサイズの1725年の作品であり、五十三仏図の一つだ。松広寺の仏祖殿に掲げられている五十三仏図は、七仏図=1幅や九仏図=2幅、十四仏図=2幅、五仏図=2幅で構成されている。残りの五仏図の1幅は依然、行方が分からない。

これに先立って、米国人のロバート・マティエリ氏(86)は1970年代前半、ソウル仁寺洞(インサドン)のとある骨董品屋で五仏図を購入し、2014年、ポートランド博物館に寄贈した。国立文化財研究所は、この博物館の所蔵品を調査する過程で、五仏図の存在と共に、盗難事実を確認した。その後、文化財庁や曹溪宗が、マティエリ氏と博物館をそれぞれ説得し、還收に合意した。



金相雲 sukim@donga.com