Go to contents

ギングリッチ氏、「中国の米脅迫、もはや通用しない」

ギングリッチ氏、「中国の米脅迫、もはや通用しない」

Posted December. 07, 2016 08:27,   

Updated December. 07, 2016 08:31

한국어
「トランプ政権では、中国はもはや米国を脅迫できないだろう」

米国のトランプ次期大統領の側近であるニュート・ギングリッチ元下院議長が、トランプ氏が台湾の蔡英文総統と電話会談したことに激しく反発する中国に警告した。

ギングリッチ氏は5日、FOXニュースの「FOX&フレンズ」とのインタビューで、「中国が米国に対してああしろこうしろと言うのはナンセンスだ」とし、「(米国と台湾の指導者が電話会談をしたことは)トランプ氏が自分の信念どおり外交を展開するという良い信号だ」と強調した。そして、「中国が米国と交渉を望むなら、実務に出てこなければならない。中国はもはや米国を脅迫できないだろう」と強調した。

トランプ氏は2日、次期大統領として台湾総統と電話会談し、「一つの中国」原則を守ってきた中国の最も不快な部分に触れた。中国外交部が抗議したのに続き、官営メディアの環球時報も6日、「トランプ氏は中国を太った羊と考えて切り裂こうとするな」という強硬な社説を載せた。台湾をテコに中国との経済交渉で優位に立とうとするなという警告だ。

ホワイトハウスもトランプ氏の行動に憂慮を示した。アーネスト米大統領報道官は5日、定例会見で、「一つの中国の原則は米国の利益も増大させた。米国が今態度を変えれば、これまでの中国との関係で成した一部の成果も弱まるだろう」と指摘した。

これに対してギングリッチ氏は、「地球上の独裁者と話をするのは良くて(台湾のような)民主国家で選出された指導者と話すことはいけないという考え自体が実に危険なことだ」とし、「米国が中国を理解しようと努力しているのだから中国も米国を理解するよう努力しなければならない」と主張した。



黃仁贊 hic@donga.com