中国国営メディア「環球」時報の28日付の記事によると、李元総統は26日、とある公の場で、「庶民が最も実現を願っている4〜5件のうち、一つも解決されていない」とし、「支持率はさらに落ちる可能性があり、気をつけなければ韓国大統領の二の舞を踏みかねない」と語った。李元総統は、日本メディアとのインタビューでも、「蔡総統は、改革を推し進めるだけの決断力や勇気が共に欠如している」と激しく批判したと、環球時報は伝えた。
李元総統の警告は、最近相次ぐ世論調査で、蔡総統の支持率が大幅に下落したことによるものだ。台湾のTVBS放送が公開した最新の世論調査で、蔡総統の業務遂行能力は、満足が26%、不満足が60%だった。蔡総統は5月20日の就任当時、この放送の調査で支持率が47%に上ったが、就任から100日後に39%に落ちたのに続き、今月21日は26%にまで下落した。
具滋龍 bonhong@donga.com