ギャラクシーノート７、国内の交換率は４０％

三星（サムスン）電子が、「ギャラクシーノート７」の交換を促すために様々な恩恵を提供するプログラムの有効期限の切れが二日後に迫っている中、国内での交換率はまだ４０％に止まっていることが分かった。

２７日、電子業界によると、三星電子の支援プログラムは３０日までとなっている。このプログラムは、△ギャラクシーノート７を「ギャラクシーＳ７」シリーズや「ギャラクシーノート５」などの新製品に交換する客に対しては通信関連費用７万ウォンを支援、△来年に発売される「ギャラクシーＳ８」シリーズに交換すれば、分割払い金の５０％を免除するギャラクシーアップグレードプログラム、△交換・開通取り消しを行うすべての客に対しては３万ウォン分のモバイルイベントモールでの利用クーポン贈呈などの内容を盛り込んでいる。

三星電子の関係者は、「最初の購入店への訪問が難しく、在庫不足で交換が遅れるユーザーの場合、三星電子のホームページで、『ギャラクシーノート７の交換特典申込』をすれば、１２月中にも支援特典を受けることができる」と語った。しかし、予め交換特典申請をしないユーザーは、交換・払い戻し支援プログラムの適用対象から外される。三星電子は追加支援策は検討しないという。

現在、国内でギャラクシーノート７の使用にこだわる「不動層」は約３０万人に上る。米ギャラクシーノート７のユーザー、約１９０万人中９０％ほどがすでに交換や払い戻しを終えたのとは対照的だ。国内モバイル通信会社の関係者は、「三星電子が先月２９日、バッテリー充電６０％の強制制限を開始した後は、一時、交換率が上がったが、依然１０人中６人は、ギャラクシーノート７の使用にこだわっている」と言い、「三星電子が発表した交換支援プログランの特典が大きくないと感じるユーザーが多い上、ギャラクシーノート７に代替できるほどの製品があまりないからだ」と話した。

現在、国内携帯電話関連オンラインコミュニティでは、三星電子のバッテリー制限を解除する方法まで共有されている。設定変更（デバイス管理）を通じてバッテリーの充電制限を８０％にまで伸ばしたり、ギャラクシーノート７のソフトウェアをバッテリー制限アップデート前のバージョンに戻して、制限を解除する強制プログラムまで登場している。強制的にバッテリー制限を解除すれば、一部のアプリ（アプリケーション=応用プログラム）が作動しなくなるが、ギャラクシーノート７のユーザーの多くは、このような方法を選んでいる。

国内電子業界の関係者は、「これまで交換や払い戻しをしないユーザーらは、これからもギャラクシーノート７の使用を固守するという意味だ」と言い、「ギャラクシーノート７を使い続ければ、いつでも安全問題が起きかねないだけに、彼らの交換や払い戻しを誘導できる追加対策作りが急務だ」と指摘した。

徐東一 dong@donga.com