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[社説]4週連続の週末ろうそく集会、成熟した市民意識で民心を見せなければ

[社説]4週連続の週末ろうそく集会、成熟した市民意識で民心を見せなければ

Posted November. 19, 2016 08:38,   

Updated November. 19, 2016 08:58

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19日、全国の主要都市100ヵ所余りで4回目の週末ろうそく集会が開かれる。朴槿恵(パク・クンへ)大統領が検察捜査を来週に先送りして国政にこっそり復帰する姿が民心を刺激し、どれほど多くの国民がデモに参加するか予想もできない。

野党の責任も重い。野党3党は「大統領退陣」を叫ぶ巨大なろうそくデモの民心を政治的解決策で解きほぐす責務を放棄した。野党「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)代表は、党首会談を提案したが、文在寅(ムン・ジェイン)前代表と進歩左派市民団体の非難を受けて突然取り消し、市民社会団体と連帯して「朴槿恵大統領退陣国民主権運動本部(国本)」を立ち上げた。18日に発起式を行う国本は19日、ソウル清渓(チョンゲ)広場で「朴大統領退陣国民主権回復糾弾大会」を行って場外闘争を促す予定であり、政治的解決策とはかけ離れている。

秋代表は18日、最高委員会議で、朴大統領について「『朴槿恵を愛する会』に物理的衝突を準備させて最終的に戒厳令まで準備しているという情報もある」と話した。戒厳を宣言するよう要求する一部保守団体があるのも事実だ。しかし、過半数の議席を持って国会で戒厳解除を議決する権限を持つ野党が戒厳云々することは無責任だ。

これまで3回の週末ろうそく集会に柔軟に対応した警察が、19日は大統領府につながる通りを一部制限すると明らかにした。総動員令を下した「朴槿恵を愛する会」など保守団体が応戦集会を開く予定であり、「群衆衝突」が懸念される。12日に一部の参加者が大統領府前の規制線を越えて警官ともみ合いになった。なにがあっても群衆が大統領府になだれ込む事態が起きではならない。19日の集会が安全事故や衝突なく平和的に終わるよう成熟した市民意識を発揮することを望む。