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「大統領府におばさんが来るという噂が…それは崔順実だった」

「大統領府におばさんが来るという噂が…それは崔順実だった」

Posted November. 10, 2016 07:06,   

Updated November. 10, 2016 07:32

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「『おばさんが大統領府に来る』という噂が出回った。警護室担当者らは、『朴槿恵(パク・グンヘ)大統領の高校時代の同窓か友人だろう』と思っていた。今考えて見れば、陰の実力者である崔順実(チェ・スンシル)だった」

大統領府の事情に詳しい与党圏の関係者A氏は、朴大統領の任期前半から出回っていた噂が確認されたと語り、「今、大統領府内の人たちも、陰の実力者の大統領府への出入りに皆衝撃を受けている」と伝えた。氏はまた、「1人ではなく、おばさん『たち』という声もあった」とし、崔順実氏(60)の実姉であるチェ・スンドゥク氏(64)の大統領府出入可能性にも触れた。

A氏によると、実妹である朴槿令(パク・クンリョン)元育英(ユクヨン)財団理事長や朴志晩(パク・ジマン)EG会長などは、朴大統領の大統領府入り後、一度も大統領府に足を踏み入れることができなかった。朴会長の妻である徐香姬(ソ・ヒャンヒ)弁護士が2014年2月と2015年5月に赤ちゃんを出産した時も同じだった。大統領が甥を見るため、真夜中に徐弁護士が入院していた病院を訪れたことはあったが、家族を一度も大統領府に招いたことはなかったという。朴元理事長の夫である共和党の申東旭(シン・ドンウク)総裁も、「(うちの夫婦は)一度も大統領府に行ったことがない」と主張した。そのため、大統領府内部の関係者らは、「大統領は本当に気が強い」、「側近管理だけは本当にきちんとしている」と思った。

しかし、崔順実氏とかかわりのある人たちは皆、「無事通過」だった。崔氏の娘であるチョン・ユラ氏(20)のものと思われるフェイスブックにも、大統領府への出入りをほのめかす書き込みが掲載されている。チョン氏は昨年11月から今年4月まで、犬のペットに関心の多い人たちが集まるフェイスブックのページで、人たちと会話を交わした。当時、作成者はチョン氏の改名前の名前である「チョン・ユヨン」だった。チョン氏は、「大統領様はご自分の犬もきちんと管理されていないのに…。本当に韓国に行って、あの手狭なところで、あのちびたちが元気なく、真夏のかき氷のようにぐてっとなっていて、本当に家に帰る途中涙が出ましたよ」という書き込みを残した。

実際、朴大統領は2013年2月、ソウル三成洞(サムソンドン)にある私邸を離れる時に、住民からもらった珍島(チンド)犬2頭を大統領府に連れてきて、「セロミ」と「ヒマンイ」と名付けた。

崔氏の実姉やその娘までが大統領府を「フリーパス」したという疑惑が広まっている中、崔氏の姪であるチャン・シホ氏(37)も、大統領との付き合いをほのめかしながら力を誇示したことが明らかになった。チャン氏のとある知人は、「大統領府に就職させる」という言葉を、チャン氏から聞いたという。



鄭智煐 jjy2011@donga.com