Go to contents

金判根の香港かアンデルセンの北朝鮮か、東アジア杯出場権の行方は

金判根の香港かアンデルセンの北朝鮮か、東アジア杯出場権の行方は

Posted November. 09, 2016 10:04,   

Updated November. 09, 2016 10:04

한국어

「香港のヒディンク」金判根(キム・パングン)か、「北朝鮮のヒディンク」アンデルセンか。

金判根監督率いる香港代表とノルウェイ出身のヨルン・アンデルセン監督が采配する北朝鮮が来年日本で開催されるサッカーの東アジアカップ本大会への出場権を巡って争う。2003年から2、3年周期で開催され、来年で7回目を迎える東アジアカップは、4ヵ国が参加する大会で、韓国、中国、日本は自動出場し、残り1チームは1、2次予選を勝ち抜いたチームが出場する。

北朝鮮、香港、台湾、グアムが参加する2次予選が6日、香港で始まった。4チームが総当たりで争うことになるが、北朝鮮と香港が本大会への切符を争うことになりそうだ。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは、北朝鮮が126位で最高位で香港が140位、台湾161位、グアム182だ。総当たりリーグ戦初日の今月6日、北朝鮮は台湾を2-0で、香港はグアムを3-2せ下した。北朝鮮と香港は9日にそれぞれグアム戦と台湾戦を行った後、12日に対戦する。

2014年の仁川(インチョン)アジア大会で香港をベスト16に導いた金監督は、香港のヒディンクと言われている。金監督は昨年、中国とのロシアW杯アジア2次予選の2試合で、いずれも引き分けを記録し香港のサッカー英雄になった。中国の特別行政区で人口700万ほどの香港が13億人口の中国と対戦して負けなかったのは20年ぶりのことだった。

アンデルセン監督は、北朝鮮監督に就任した今年5月以来、中東チームを相手に善戦し、北朝鮮のヒディンクと呼ばれる。実際、北朝鮮がアンデルセン監督より先に迎えようとしたのはフース・ヒディンク氏だった。北朝鮮は8月の2度の親善試合でイラクと1-1で引き分け、アラブ首長国連邦(UAE)には2-0で勝利した。

北朝鮮と香港は、いずれもロシアW杯最終予選進出には失敗した。東アジアカップ本大会出場に失敗すれば、親善試合を除いてはしばらく国際Aマッチを行えるチャンスはない。これまで北朝鮮は2005年、2008年、2015年に、香港は2003年と2010年に東アジアカップ本大会に出場している。



李宗錫 wing@donga.com