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「まだトランプ氏の逆転可能性は十分」 金昌準元下院議員が切る米大統領選

「まだトランプ氏の逆転可能性は十分」 金昌準元下院議員が切る米大統領選

Posted October. 21, 2016 08:25,   

Updated October. 21, 2016 08:25

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「黒人大統領が8年した。今や女性に引き渡すって?『アングリー ホワイト メン(怒れる白人男性)』がじっとしていないだろう」

金昌準(キム・チャンジュン)元米連邦下院議員(77)は20日、米大統領選の各種世論調査で共和党候補のドナルド・トランプ氏が表向きには劣勢のようだが、来月8日の投票では逆転の可能性が十分にあると指摘した。

金氏は20日、ソウル鍾路区(チョンロク)の東亜(トンア)メディアセンターで、東亜日報国際部記者たちと「米大統領選が世界に及ぼす影響」をテーマに懇談会を行い、「3回目のテレビ討論会を移動中に携帯電話で見た」とし、「保守メディアのFOXニュースが行った今回の最終討論にトランプ氏が死活をかけたが、討論をうまく終えた」と評価した。トランプ氏同様共和党出身の金氏は、「トランプ氏が守勢に追い込まれたと韓国には映るだろうが、米現地の雰囲気は違う」と伝えた。金氏は「CNNだけを見てはならない」とし、「CNNはトランプ氏を命がけで反対するメディアなので正確な世論を反映することはできない」と強調した。

金氏はこのような理由を世論調査と実際の投票の違いによるとした。トランプ氏の支持者は暴言やスキャンダルに包まれたトランプ氏を支持することを世論調査などで明らかにすることを控えるだろう。しかし、忠誠心のある彼らは実際に投票場に行くと強調した。

金氏は、「民主党候補のヒラリー・クリントン氏の主な支持層である女性、青年、黒人系、ヒスパニック系は実際に投票場に行く割合が下がる。そのうえ、クリントン氏がリードしているので『私が行かなくても大丈夫』という油断も少なくないだろう」と伝えた。さらに、「しかし白人男性たちは相対的な剥奪感に捉われている。投票所に行った彼らは『クリントン氏に入れる』と妻に言っても、密かにトランプ氏に投じるだろう。私もそうする」と言って笑った。

金氏は韓国社会がトランプ氏の当選を災いと感じるのは心配しすぎだと主張した。韓米自由貿易協定(FTA)と在韓米軍防衛費負担問題は再協議の可能性があるものの、トランプ氏が考えるほど状況は深刻ではないため、韓国に及ぼす影響は思ったより制限的だと指摘した。特に、北朝鮮の核開発については、「クリントン氏は核放棄の前に対話不可の方針を継続し、トランプ氏は当選すれば『金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長とハンバーガーを食べて話をする』と言った。韓国に誰がより役立つと思うか」と問い返した。



황인찬기자 ファン・インチャン記者 hic@donga.com