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三星電子、世界初の8GBモバイルDRAM時代を切り開く

三星電子、世界初の8GBモバイルDRAM時代を切り開く

Posted October. 21, 2016 08:25,   

Updated October. 21, 2016 08:26

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三星(サムスン)電子が世界で初めて、「8GB(ギガバイト)モバイルDRAM」(写真)時代を切り開いた。「ギャラクシーS7」など、最新のプレミアムスマートフォンに搭載されたモバイルDRAM容量が4GBであることを考慮すれば、今後貯蔵量が2倍に増えることになる。

三星電子は今月から、10n(ナノ)級16Gb(ギガビット)LPDDR4基盤8GBモバイルDRAMの量産を開始したと、20日明らかにした。

三星電子は昨年8月、20n・12Gb・LPDDR4ラムの量産開始から14か月ぶりに、14n級16Gb・LPDDR4モバイルDRAMを披露した。これに先立って、今年4月に世界初に10n級DRAM量産を開始したのに続き、モバイルDRAMにも10n級工程を初めて適用した。三星電子側は、「10n級設計技術や独自開発した省エネ技術を適用して、従来の20n級4GBモバイルDRAMより、容量は2倍、単位容量当たり(GB)の消費電力効率も2倍ほど向上させた」と説明した。

モバイルメモリー容量が増えることになれば、それだけ多くのデータを入れることができる。三星電子の「ギャラクシーS7」やLG電子の「V20」は、4GBを搭載した。アップルは今年、「アイフォーン7プラス」を発売して、初めて3GBラムを搭載した。ヴィ―ヴォやシャオミなど、中国スマトフォンメーカー各社が6GBモバイルDRAMを搭載したスマートフォンを発売したのが、現在まで国内外モバイル業界の最大記録だ。

一般ノートパソコンにも、主に4GBDRAMが使われたことを考慮すれば、今後、スマートフォンがノートパソコンより一段と早く、性能も優れた時代が到来するものとみられる。現在は、最新高性能ノートパソコンに8GBDRAMが使われている。今後、8GBDRAMを搭載したモバイル機器においても、プレミアムパソコンでのように、高仕様動画やゲームを楽しむことができる見通しだ。

三星電子メモリー事業部のチェ・ジュソン副社長は、「8GBモバイルDRAMの量産で、複数のグローバル顧客社が次世代フラッグシップモバイル機器を適時に出すことに貢献できるだろう」とし、「今後、デュアルカメラや4K超高画質(UHD)映像、仮想現実(VR)など、様々な分野で技術協力を強化することになるだろう」と強調した。



김지현기자 キム・ジヒョン記者 jhk85@donga.com