実際、米消費者製品安全委員会(CPSC)の調査結果、この5年間で米国内で寄せられたスマートフォンバッテリーの爆発事故は、アップルが圧倒的に多かった。
12日、中国メディア「澎湃」は、河南省鄭州市に住むとある男性の「アイフォーン7ローズゴールド」が爆発した映像が、オンライン上で話題となっていると報じた。この男性の主張によると、2日の夕方、アイフォーン7を覗いていたがが、いきなり「バーン」という音と共に、製品が真っ二つに割れ、その破片が飛んできて顔に傷がついた。この男性がオンライン上に掲載した映像には、問題のアイフォーン7が爆発後、壊れた場面が盛り込まれている。しかし、ギャラクシーノート7のようにバッテリーが発火した跡がなく、実際の製品欠陥のために爆発したのかは、まだ確認が取れていない。ただ、アイフォーン7の縁の部分に爆発の痕が残っている。
澎湃は、今回の事故は中国で起きたアイフォーン7関連の初の爆発事例だと伝えた。これと関連して、アップルの中国法人は、この状況を米本社にすでに報告したと明らかにした。
澎湃は、「アイフォーンの爆発事故は中国だけでなく、米国でもあった」とし、アイフォーンにも問題がある可能性を提起した。これに先立って、米メディアの報道によると、7日(現地時間)、米カリフォルニア州でアイフォーン6プラスが充電中に発火する出来事があった。これに先立って1日、米ニュージャージー州のとある大学の講義室でも、学生のポケットにあったアイフォーン6プラスから、いきなり熱と共に煙が出て、学生たちが避難する出来事もあった。
CPSCによると、2011年から最近まで、米国で寄せられたスマートフォンバッテリーの爆発事故は、アップルが77件で、三星電子(21件)やLG電子(9件)より一段と多かった。
CPSCによると、今年3月も使用開始から2週間が過ぎたアイフォーン6Sプラスのローズゴールド製品が充電中、バッテリーの加熱で火が出る出来事があった。昨年12月も、コンピューターにUSBケーブルでつなげたアイフォーン6Sから火が出て、コンピューターが燃えたという通報が寄せられた。
김지현기자 キム・ジヒョン記者 jhk85@donga.com