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英雄・孫基貞さんの名前・国籍回復運動、国会は決議案預かったまま

英雄・孫基貞さんの名前・国籍回復運動、国会は決議案預かったまま

Posted October. 10, 2016 09:20,   

Updated October. 10, 2016 09:20

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1936年8月、ベルリン五輪マラソンで金メダルを首にかけた孫基貞(ソン・ギジョン)さん(1912~2002)は日章旗を付けたまま表彰台に上ったが、国際オリンピック委員会(IOC)のホームページには未だに孫さんの国籍は日本で、名前は日本語読みの「キテイ ソン(Kitei Son)」となっている。

IOCは、「孫さんの略歴を訂正を正してほしい」という大韓体育会の要求を一部受け入れ、2011年に日本帝国強占期だった当時の背景についての説明を追加した。だが、公式の国籍や名前は訂正されなかった。

与党セヌリ党の金聖泰(キム・ソンテ)議員(当選3回、ソウル江西乙)をはじめ与野党議員46人は今年8月、「故孫基貞選手の大韓民クに国籍およびハングルの名前表記を促す決議案」を発議した。だが、9日までも決議案は国会の教育文化体育観光委員会預かりになったままだ。同委員会に受け付けられた後、案件の上程も行われなかったからだ。与野党が同委員会の国政監査期間中、ミル、Kスポーツ両財団の疑惑問題で鋭く対立しているため、孫基貞決議案は議論もできてないと指摘する声が上がっている。



강경석기자 カン・ギョンソク記者 coolup@donga.com