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トランプ氏、卑わい発言で落馬の危機

Posted October. 10, 2016 09:19,   

Updated October. 10, 2016 09:21

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米共和党大統領選挙候補であるドナルド・トランプ氏(70・写真)が、11年前に女性の性器や人妻との不倫の試みなどを口にした卑わい発言動画が公開され、大統領選挙が一か月後に迫っている中、落馬の危機に陥っている。

米紙「ワシントンポスト」(WP)が7日付(現地時間)に、特種報道したファイルによると、トランプは2005年10月、NBC放送の「アクセスハリウッド」というプゴラムの収録を控えていた時、司会者に対して、「あなたが(私のように)スターなら、彼女たち(美女)は、どんなことでも受け入れる。(俺は)女性の性器(p***)をわしづかみにして、どんなことでもできる」と語った。また、「ナンシーという女性に近づいたが失敗した。性関係(f***)しようとしたが、彼女は人妻だった」とも言った。

共和党議員約20人は次々と声明を出し、トランプの候補辞任を要求した。共和党序列3位のジョン・スーン上院常務委員長は、「副大統領候補であるマイク・ぺンスが大統領選挙候補になるべきだ」と主張した。2008年共和党大統領選挙候補だったジョン・マケイン上院軍事委員長などは、トランプへの支持を撤回し、ポール・ライアン下院議長やミッチ・マコーネル上院院内代表を始め、党指導部も批判声明を出した。ライアン議長は、「トランプの発言は鼻持ちにならない」と批判した。

トランプは、ツイッターや動画の声明を通じて2度謝罪した。しかし、候補辞任要求については、一蹴した。彼は8日の声明で、「(ルインスキースキャンダルの)ビル・クリントン元大統領は、(僕と違って)実際、女性をもてあそんだ。候補を辞任するつもりは全くないし、支持者たちを失望させたりはしない」と語った。米メディアは、9日、ミズーリ州セントルイスワシントン大学で行われるトランプと民主党大統領選挙候補であるヒラリー・クリントンとの2回目のテレビ討論で、トランプの卑わい発言やビル・クリントンの女性遍歴履歴などが最大の話題として取り上げられ、今回の大統領選挙の山場になるだろうとみている。



워싱턴=이승헌 ワシントン=イ・スンホン特派員 특파원ddr@donga.com