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ソウル大学に「嘉藍・李秉岐講義室」をオープン

ソウル大学に「嘉藍・李秉岐講義室」をオープン

Posted October. 07, 2016 08:55,   

Updated October. 07, 2016 09:19

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日本植民地時代に朝鮮語文研究会を立ち上げてハングル運動を繰り広げた独立運動家であり、現代時調の開拓者である嘉藍・李秉岐(イ・ビョンギ)先生(1891~1968、写真)を称える講義室が、ソウル大学に作られる。ソウル大学人文学部は12日、人文学部14棟105号に、「嘉藍・李秉岐記念室」をオープンすると、6日明らかにした。

一般的に、学校の講義室や建物は、寄付者や企業名から名付けることは多いが、先輩学者を称えて名付けた講義室を作るのは異例のことだ。人文大学の関係者は、「大学で先輩学者や学問を尊重する空気が消えているのが残念だと思って、生涯をハングルや国文学、韓国歴史のために生きた嘉藍先生を称える記念室を作ることになった」と趣旨を明らかにした。

人文学部は、記念室を講義室に活用し、学生たちが休憩を取りながら本も読める空間として飾る予定だ。壁の片方には嘉藍が作った時調「星」やソウル大学校歌、嘉藍先生の略歴の書かれた掲示板が設置される。

嘉藍先生は、日本植民地時代に国文学研究の礎を作った学者であり、1921年、權悳奎(クォン・トクギュ)、任璟宰(イム・ギョンジェ)などと共に、朝鮮語文研究会を立ち上げて、ハングルや文の研究普及の先頭に立ってきた。1930年、朝鮮語綴字法制定委員として働きながら、ハングル綴字法統一案の制定に深く関わった。1942年、朝鮮語学会事件で日本警察に逮捕され、刑務所に入れられたこともある。1946年から4年間、ソウル大学教授として活動し、韓国戦争後は故郷に帰って、全北(チョンブク)大学で講義し、1956年に退任した。



전주영기자 チョン・ジュヨン記者 aimhigh@donga.com