Go to contents

アジア系初の大統領選討論会司会者、イレイン・キハノ氏

アジア系初の大統領選討論会司会者、イレイン・キハノ氏

Posted October. 06, 2016 08:35,   

Updated October. 06, 2016 08:48

한국어
4日、米大統領選の副大統領候補テレビ討論会の司会を務めたイレイン・キハノ氏(41)は、フィリピン系移民2世だ。アジア系として初めて全国ネットのテレビ討論会の司会を務めた。シカゴ出身でイリノイ州立大学言論学科を卒業したキハン氏は、CNN記者として2001年の9・11テロ報道で名が知れ、国防総省、最高裁、ホワイトハウスの担当記者を経験した。2010年にCBSに移り、現在はCBSのデジタル・ストリーミング・メディアのCBSNの週間ニュースの司会を務めている。

女性司会者であるうえ、2人の副大統領候補が普段「紳士」のイメージが強く、無難な進行が予想された。しかし、民主党候補のティム・ケイン氏(バージニア州選出上院議員)が相手の発言中に割り込もうとし、共和党候補マイク・ペンス氏(インディアナ州知事)は質問とかけ離れた答えなので、キハノ氏は冷や汗を流した。CNNは同日、討論会が演劇「ゴドーを待ちながら」を連想させるほど、とんでもない方向に流れ、キハノ氏が深い質問をする瞬間を逸したと指摘した。

米紙ワシントンポストも、キハノ氏が特定のテーマに対して激しい論争が続こるたびに「さあ、もう北朝鮮について話しましょう」といった具合に急いで終え、適切な時に話を止めることもできず、同日の討論会の敗者の1人になったと指摘した。



권재현기자 クェン・ジェヒョン記者 confetti@donga.com