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国会議長と政権与党が決死の泥仕合

Posted September. 30, 2016 09:05,   

Updated September. 30, 2016 09:10

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立法府の「一年の農作業」とたとえられる国政監査がセヌリ党のボイコットで進行に支障を来して4日目の29日、与野党は出口を見出すよりも一層強硬な衝突に突き進んでいる。政局の主導権を握るために、精神的な争いの性格を越えて暴言や憎悪の政治が国会を飲み込んだ格好だ。

与党セヌリ党の「丁世均(国会議長)辞任貫徹非常対策委員会」委員長を務める趙源震(チョ・ウォンジン)最高委員は同日午前、「(丁議長が)米国出張当時、日程を逸脱したという情報提供がある。検察・警察は、丁議長の選挙法違反について徹底した公開捜査をしなければならない」と主張した。また、同日午後の議員総会では、金度邑(キム・ドウプ)院内首席副代表が、「(丁議長の訪米当時)丁議長の夫人がファーストクラスに乗った。当初計画になかったサンフランシスコ日程が追加された。サンフランシスコには丁議長の娘が暮らしているらしい。海外同胞懇談会で時計400個をばらまいた」と丁議長の疑惑を並べ立てた。

丁議長側も反撃に出た。深刻な名誉毀損であり、セヌリ党議員に対して法的措置を取るという。これに対してセヌリ党も、丁議長が告訴すれば、無辜(むこ)で告訴すると対抗した。これに先立ち、セヌリ党は同日、丁議長を職権乱用の疑いなどで検察に刑事告発し、憲法裁判所に権限争議審判を請求した。

同日早朝には、セヌリ党の10人の議員が丁議長の外出中に丁議長の公館を抗議訪問した。セヌリ党は、国会議長が政治的中立に反した時、刑事処罰をする内容の国会法改正案、別名「丁世均防止法」も推進すると明らかにした。ハンスト4日目の李貞鉉(イ・ジョンヒョン)代表は、与党議員に会って、「あっち(丁議長)が死ぬか、私が死ぬかだ」と話した。

強い両者の衝突を越えて「泥仕合」の様相に突き進み、セヌリ党内の非主流議員の間では憂慮の声が高まっている。金武星(キム・ムソン)前代表や鄭柄国(チョン・ビョングク)、羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)、劉承旼(ユ・スンミン)議員など非主流23人は緊急会議を開き、「丁議長が『結者解之(自らやったことは自分で解決しなければならない)』の次元で事態の解決に向けて努力しなければならない」としつつも、「政権与党が街頭野党のような闘争をしてはならない」と指摘した。



이재명기자 egija@donga.com · 강경석기자 イ・ジェミョン カン・ギョンソク記者 coolup@donga.com