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トランプ氏の反撃

Posted September. 29, 2016 07:28,   

Updated September. 29, 2016 08:31

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米大統領選の第1回テレビ討論会で劣勢に追い込まれた共和党候補ドナルド・トランプ氏と側近が、司会者が不公正だったと問題を提起した。

トランプ氏は27日、保守寄りのFOXニュースの「フォックス&フレンズ」に出演し、テレビ討論会の司会を務めたNBCのアンカー、レスター・ホルト氏に「C+」という点数をつけたと、政治メディア「ポリティコ」が報じた。ホルト氏が序盤の45分間は懸案に基づいた質問をしたが、その後、トランプ氏の不動産会社に対する1970年代の訴訟について偏った質問をしたということだ。トランプ氏は、「敵対的な質問が出たが、私はうまく答えた」と自評した。

また、「私はこれまで500回は説明した脱税疑惑について質問を受けたが、ヒラリー・クリントン氏はメール問題やクリントン財団に関する質問を全く受けなかった」と不満を述べた。トランプ氏は討論会で使ったマイクの品質も問題視した。ポリティコは、トランプ氏が「私が使ったマイクの雑音のため討論会の途中、観衆の声が聞きにくかった。マイクを誰かが触った可能性がある」と疑ったと報じた。

トランプ氏の代理人のジュリアーニ元ニューヨーク市長も同日、ホルト氏の進行方式を問題視し、「私がトランプ氏なら、次の討論会に参加しないだろう」と話したと、米紙ワシントンポストが伝えた。共和党副大統領候補のマイク・ペンス氏も、「ホルト氏がクリントン氏の出馬の中心にある連邦捜査局(FBI)捜査、リビア・ベンガジ事態(2012年にリビア・ベンガジで起きた米外交官に対するテロ)などを扱わず、非常に失望した」と述べた。

トランプ氏は来月9日に開かれる第2回テレビ討論会で、「クリントン氏をさらに強く攻撃する」と意気込んでいる。トランプ氏の秘蔵のカードは、クリントン氏の夫のビル・クリントン元大統領の不倫だ。これに対してクリントン氏は、「したいようにすればいい。私はただ国民のために私が望むことを話す」とし、大したこととは考えていない。



조은아 チョ・ウンア記者 기자achim@donga.com