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「タオ、タオ」童謡の中のトキと37年ぶりに会う

「タオ、タオ」童謡の中のトキと37年ぶりに会う

Posted September. 29, 2016 07:28,   

Updated September. 29, 2016 08:32

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「見えそうで見えそうで見えない、タオ、タオ、タオの鳴き声、物悲しい声…」という童謡の中のトキを、37年ぶりに韓国国内で目にすることができる。太古の神秘を秘めた自然の沼であり、ラムサール登録湿地でもある慶尚南道昌寧郡(キョンサンナムド・チャンニョングン)にある牛浦(ウポ)沼で、来月から一般向けにトキが公開される。

慶尚南道昌寧郡は28日、「2008年に中国からメスとオス一組を持ち込んできて、現在171頭まで増えたトキを、来月4日午後2時から一般公開することにした」と明らかにした。これらのトキはメディアなどには紹介されたが、一般向けは今回が初めてだ。

トキは、1979年1月、京畿坡州汶山(キョンギ・パジュ・ムンサン)での観察後、韓半島からその姿が消えた。2008年5月5日、李明博(イ・ミョンバク)前大統領の中国訪問時に、当時の胡錦濤中国国家主席がトキを送ると約束したことを受けて、持ち込まれることになった。同年10月17日、当時の金台鎬(キム・テホ)慶尚南道知事が陝西省洋県にある種復元センターから、雌の「洋州」と雄の「龍亭」の2匹を引き取って、昌寧郡で飼育することになった。その後、トキの遺伝的多様性確保のため、2013年、雄である「金水」と「白石」を追加で持ち込んできた。

トキの観覧は、牛浦沼生態館で牛浦沼やトキに関する説明を聞いた後、展望台やトキの檻に移動しながら行われる。1回の観覧時間は1時間であり、観覧料はない。昌寧郡のホームページで申し込みを受け付け、1回で50人、1日4回を行う。申込は26日から受け付けている。



강정훈기자 カン・ジョンフン記者 manman@donga.com