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核実験後さらに活発になった中朝貿易

Posted September. 18, 2016 08:04,   

Updated September. 18, 2016 08:21

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「中国が真剣に北朝鮮に制裁をしていると思いますか。核実験後に外信記者が集まれば停滞するように見えても、実状はいつも同じです」

北朝鮮と中国の国境地域の都市で中朝貿易の70%以上が行われる遼寧省丹東の在外韓国人の実業家Aさんは17日、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「過去、北朝鮮の核実験直後は税関が通関検査を厳しくしたが、一時的だった」とし、「9日の5回目の核実験後は過去と比較して特に変化はない」としてこのように話した。北朝鮮労働者20人余りを雇用して雑貨を作り、中国や第3国に販売しているA氏は、鴨緑江(アプロクカン)を渡り、北朝鮮の新義州(シンウィジュ)は一日「通行証」でいつでも行き来し、平壌(ピョンヤン)にもよく出入りして事業をしている。

吉林省琿春の中朝国境地域の事情に詳しいBさんも、「レストラン従業員が韓国に行ったため、辺境都市に監視班が来るなど雰囲気は良くないが、琿春のある工場は北朝鮮労働者400~500人を近く連れて来る計画だ」と話した。

中国当局は5回目の核実験に対する追加制裁を云々しているが、実際は4回目の核実験後に出た国連安全保障理事会制裁2270号の履行すらあいまいにしている。米国を中心に北朝鮮海外労働者派遣の取り締まりが議論されているが、中国では開城(ケソン)工業団地から撤収した労働者までやって来て、賃金が月300ドルのラインに下がったという。海外メディアは、5回目の核実験後、むしろ中朝国境での貿易がさらに活発になったという現地発の記事を報じている。

読売新聞は同日、「丹東の税関は5回目の核実験後も通関を待つトラックで大変な混雑が続いている」と伝えた。現地の貿易商は、「昨年よりも往来が頻繁になった。核実験の影響はない」と話した。彼らによると、最近も毎日、農業機械やセメントなどを積んだ約400台のトラックが中国から北朝鮮に出発し、北朝鮮からも約100台のトラックが中国に来ているという。

日本経済新聞も、「丹東郊外の漁村には密輸の担い手とみられる漁船が数十隻停泊している」と伝えた。石炭の場合、税関を通さずに夜間に西海(ソヘ、黄海)海上で荷を移すことも少なくないという。同紙は、特に新義州の日帰りのツアーが人気で、790元(約13万4000ウォン)のツアーは1日400人余りが利用すると伝えた。

北京=ク・ジャリョン特派員 東京=チャン・ウォンジェ特派員



베이징=구자룡특파원 bonhong@donga.com · 도쿄=장원재특파원   peacechaos@donga.com