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グローバルファンダム、韓国文化への関心につながる

グローバルファンダム、韓国文化への関心につながる

Posted September. 05, 2016 08:32,   

Updated September. 05, 2016 08:36

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「私たちがもっと幸せにしてあげるから。From V.I.P(ビックバンの公式ファンクラブ)」

先月20日午後6時ごろ、ビックバン10周年記念コンサートが行われたソウル麻浦区(マポグ)にあるソウルワールドカップスタジアム。中国上海から来たワン・ウェイさん(22・女)は、このような文章が書かれた黄色い横断幕を手にしていた。G-DRAGONのファンである彼女は、「中国コンサートに行ったが、韓国ではもっと特別な公演を見ることができるだろうという期待感があったので、ためらわずに予約買いした」と話した。同日、大勢の海外ファンらが駆けつけてきた公演会場では、様々な外国語を聞くことができた。

いわば、「グローバルアイドル」時代といえる。エクソ(EXO)のファンクラブの規模は、中国や日本を含め、370万人に上る。2000年代前半、アジアに限られていた海外ツアーは、4、5年前からは米州や欧州大陸へと広がっている。SMタウンの2011年のフランス・パリでの公演は、「韓流の世界化」を示す象徴的出来事だった。韓国歌手では初めて現地でライブコンサートを開き、公演を追加してほしいという数百人の地元ファンらのフラッシュモップデモを受け、公演が当初の1回から2回に増えた。ビックバンは2008年に次いで昨年、2度目のワールドツアーコンサートを行ったが、アジアはもとより、米国や豪州など15か国から150万人余りが集まってきた。国内コンサートを見に訪韓するファンたちは、もはや自然なことといえる。「YES24」の関係者は、「ビックバンやエクソの場合、海外購入は普通1万枚以上だ」と話した。

グローバルファンダムは、韓国文化への関心へとつながっている。ペルーに住むロクサナ・サリサル・キスペさん(25・女)は2011年、クスコ韓国文化院に初めて登録した。スーパージュニアやビックバンのファンである彼女は、「好きな歌手の歌を翻訳無しに理解したかった」と言い、「文化院でハングルや食べ物、歴史などを学んだ」と話した。

誠信(ソンシン)女子大教養学部の徐敬德(ソ・ギョンドク)教授は、「アイドルは韓流の初の成功作だ」と言い、「ファンダムができるにつれ、ハングルや食べ物、衣類などの韓国文化全体が、アイドルコンテンツの形で世界に広まっている」と話した。



이지훈기자 イ・ジフン記者 easyhoon@donga.com