まず、スーツを着る時、おじさんは服に体を合わせる。幅広のズボンにぶかぶかの上着はおじさんの象徴だ。さらにシャツを着る時も「ランニングシャツ」を着る。ショッピングも自分ではせず、妻が買ってきた服を着る。一方、「アジェ」は体に服を合わせる。体のラインが出るように服を着る。ショッピングも直接デパートなどで試着して選ぶ。
南勲(ナム・フン)ファッション・コンサルタントは、「服を見ればセンスが若いのかすぐに分かる。自分の体形を理解して試着して服を選ぶことが重要だ」と話した。
ヘアースタイルを少し変えてもアジェと呼ばれることができる。8・2で分けたり、ワックスなど何も塗らないヘアースタイルはおじさんのイメージだ。最近は、前髪や上は長めにしてサイドと後ろを短くカットする「ツーブロック・カット」などで若くみえるようにする中年が少なくない。「ヘアー ヒョン・テヤン」のヒョン・テヤン代表は、「白髪は隠すより強調するほうが中年の魅力を出すことができる。髪の毛が少ないならパーマをかけることもお勧めする」とアドバイスした。
趣味はどうか。登山や釣り、ゴルフなどはおじさんの趣味とされる。以前は人との交流や退屈しのぎに趣味生活をしたとすれば、アジェは自分の個性を出すために趣味を楽しむ。デパートや区庁の文化センターで開かれるシニアのカジュアル・ルック演出、シニアの筋力トレーニング、料理、ダンススポーツ、プラモデル、自家製ビール、ドローン操縦などにアジェが集まる。
新世界百貨店のクォン・ヨンギュ文化チーム長は、「最近のアジェは自分への投資を重視する傾向があり、デパートでもターゲットにしている」と話した。
김동욱 キム・ドンウク記者 기자creating@donga.com