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サルコジ氏、次期大統領選に出馬表明、オランド大統領と再対決へ

サルコジ氏、次期大統領選に出馬表明、オランド大統領と再対決へ

Posted August. 24, 2016 07:29,   

Updated August. 24, 2016 08:11

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フランスのサルコジ前大統領(61)が22日、来年4月の大統領選に出馬すると宣言した。先月まで右派の共和党代表を務めたサルコジ氏は、フェイスブックとツイッターを通じて、「歴史のつらい時間に戦闘を率いる力がある」としてこのように明らかにした。

左派の社会党所属のオランド大統領(62)も再選に挑戦する。オランド大統領は、4年前にサルコジ氏を破って大統領に就任した。次は立場がかわって再対決を繰り広げることになる。しかし、両者とも支持率が10%台なので予選通過も確約できない状況だ。

サルコジ氏は、2014年の政界復帰後、世論調査で党内ライバルのアラン・ジュペ前ボルドー市長をリードしたことが一度もない。贅沢と虚勢の「bling-bling(ブリン・ブリン)」大統領で有名なサルコジ氏は、在任中に腐敗スキャンダルを起こし、今でも2012年大統領選の不法選挙資金疑惑で検察の捜査を受けている。

オランド大統領も人気がなく、現職大統領が党内選を経ずに候補になる慣例も崩れた。先週末、オランド政府で経済相を務めたアルノー・モントブール氏と教育相を務めたブノワ・アモン氏も大統領選出馬を宣言した。モントブール氏は、勤務時間を柔軟にする労働法の議会通過と関連して、「オランド大統領が左派の価値を失った」と攻撃した。右寄りのエマニュエル・マクロン経済相まで出馬する場合、オランド大統領は左右の声を代弁する2人の経済相に挟まれることになる。

しかし、両者とも決選投票制をうまく活用すればチャンスはあるとメディアは分析する。在任時の2010年、公共の場所でのブルカ禁止の法を通過させたサルコジ氏は、今回もアイデンティティ確立をスローガンに掲げた。最近、相次いで起こったテロも、極右寄りのサルコジ氏には好材料だ。

オランド大統領は緑の党など左派の票を握っている。最大の変数は、極右の国民戦線(FN)マリーヌ・ル・ペン代表(48)の破壊力だ。現在20%半ばの支持率でサルコジ氏やオランド氏をリードしているが、反感も受けている。決選投票になる場合、オランド大統領は反ル・ペン感情を刺激して中道票を獲得すれば勝利できると期待している。



파리=동정민특파원 パリ=トン・ジョンミン特派員 ditto@donga.com