金正恩氏、リオ五輪、「少なくとも金メダル５個」指示

ブラジルに行った崔竜海（チェ・リョンヘ）朝鮮労働党副委員長兼国家体育指導委員会委員長の表情がますます暗くなっている。

７日現在、北朝鮮が獲得したメダルは銀メダルが１つ。東京新聞は２日、北朝鮮関係者の話を引用して、金メダル３個を目標にするという崔竜海の報告に対して金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長が「少なくとも金メダル５、６個は持ち帰るよう強く求めた」と報じた。

高い期待を反映してか、リオ五輪には前例になく労働党幹部が大勢出動したと、北朝鮮消息筋が伝えた。同消息筋は「崔氏に、労働党宣伝煽動部副部長や組織指導部課長などが同行した。選手団役員として行ったアン・ホンチョルも労働党勤労団体部副部長だ」と伝えた。李宗茂（リジョンム）体育相、シン・ヨンチョル体育省党委員長なども現在、ブラジルにいる。

北朝鮮が党幹部を大挙ブラジルに送ったのには、金メダルの獲得を金委員長の功績として宣伝する意図があるものとみられる。選手団の成績不振で金委員長が怒れば、崔氏をはじめブラジルに行った幹部に火の粉が飛ぶという観測も流れている。

주성하기자　チュ・ソンハ記者 zsh75@donga.com