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安倍首相の改憲に変数となった天皇、生前退位の意向を表明

安倍首相の改憲に変数となった天皇、生前退位の意向を表明

Posted August. 09, 2016 08:27,   

Updated August. 09, 2016 08:33

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天皇陛下が生前退位の意向が込められた国民へのメッセージを8日午後、発表した。天皇の生前退位は1817年の光格天皇以来、約200年ぶり。

天皇陛下は同日、宮内庁のホームページに公開された10分ほどの動画で、「次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています」と生前退位の意向を強く示唆した。このため、日本政府内では天皇陛下の生前退位を含む皇位継承問題の議論が本格化するものとみられる。

皇室制度の基本法である「皇室典範」には、天皇の譲位を規定した手続きがなく、早期退位するには関連法の整備が必要だ。

 

これに対して安倍晋三首相は、「天皇陛下が国民に向けて表明したことは重く受け止めたい」と述べた。皇室典範の議論が本格化すれば、安倍首相が狙う戦争可能な「普通の国」になるための改憲議論を進めていくことが難しくなる。



도쿄=서영아특파원 東京=ソ・ヨンア特派員 sya@donga.com