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朴壽根画伯の「帰路」が51年ぶりに里帰り

朴壽根画伯の「帰路」が51年ぶりに里帰り

Posted July. 22, 2016 07:09,   

Updated July. 22, 2016 07:33

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韓国近代美術を代表する作家である美石・朴壽根(パク・スグン)画伯(1914~1965)の油彩画「帰路(1964年)」が、51年ぶりに国内展示に出品される。

江原楊口郡(カンウォン・ヤンググン)にある朴壽根美術館は26日から来年4月23日まで、特別企画展「帰路」を開き、同作品を披露すると、21日明らかにした。

日課を終えた3人の女性が、頭に籠を乗せて、背中には子供をおんぶした状態で並んで歩く後姿が描かれたこの絵が、国内展示で観覧客に披露されたのは一度だけだった。

1965年10月6日から10日まで、ソウル中区小公路(チュング・ソゴンロ)にある中央広報官の画廊で行われた朴画伯の初個展。彼が肝硬変や凝血症が悪化してこの世を去ってから5か月後に開かれた遺作展でもあった。当時、韓国に滞在していた米国人・ハーブ・ヌートゥバー氏がこの作品を購入して所蔵してきたが、昨年10月、米カリフォルニア州パサデナ市にある南カリフォルニア大学(USC)パシフィックアジアミュージアムに寄贈した。この作品は今回の展示のため、レンタルの形で国内に持ち込まれた。

1957年、画家であるイム・ギュサム氏の個展の芳名録に朴画伯が描いたドローイング「植木鉢」や、朴壽根美術館の所蔵品である「丘の上の風景」の習作スケッチも一緒に展示される。

そのほかも、朴画伯の油彩画や水彩画20数点、ドローイング70点余り、画集などの資料30数点、ドキュメンタリーフィルムなどに会うことができる。お問い合わせは033-480-2655まで。



손택균기자 ソン・テッキュン記者 sohn@donga.com