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アップルより一歩進んだ「3Dタッチ」技術、国内で開発

アップルより一歩進んだ「3Dタッチ」技術、国内で開発

Posted July. 22, 2016 07:09,   

Updated July. 22, 2016 07:33

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複数の指の力を同時に認識する透明な3次元(3D)触覚センサーが開発された。液晶表示装置(LCD)上で手の指の圧力を感知する技術はすでに実用化されているが、複数のところを同時に感知する技術が開発されたのは今回が初めてだ。

韓国標準科学研究院のキム・ジョンホ責任研究員は、2か所以上の地点で3次元タッチを同時に認識できる透明触覚センサーを開発したと、21日明らかにした。

昨年アップルは、画面を押す力を認識して、多様な機能を作動させる「3Dタッチ」技術を初めて公開した経緯がある。今回の研究成果は、複数の地点を同時に認識できるということで、一カ所だけを認識するアップルの技術より、さらに一歩進んだものだ。

研究チームは、柔らかくても透明なフィルムを0.2ミリ以下に薄く作って、透明電極版2枚の間に挟み込む方式でセンサーを作った。電極版を押せば、中に入っているフィルムの厚さが変わることで力の強さを認識する。センサーは、可視光線の透過度が87%に上るほど高く、厚さが0.5ミリと薄いので、現在、販売している様々なモバイル機器にすぐに適用できる。

この技術をピアノゲームに適用すれば、同時に複数の指がくわえる力を一度に認識して、一際現実感あふれる演奏ができる。また、タッチパッドを押す力の差を利用して暗証番号を作れば、セキュリティがより強化された新概念のドアロックを開発できる。

キム研究員は、「マルチ3Dタッチ技術が実用化されれば、スマートフォンはもとより、セキュリティやゲームなど、様々なコンテンツと結合できるだろう」と語った。



변지민 ピョン・ジミン東亜サイエンス記者 동아사이언스기자here@donga.com