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中国ファーウェイが手あたり次第で特許訴訟、三星に続き今度は米国通信会社

中国ファーウェイが手あたり次第で特許訴訟、三星に続き今度は米国通信会社

Posted July. 08, 2016 08:44,   

Updated July. 08, 2016 09:30

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世界3位の携帯電話メーカーである中国のファーウェイが、三星(サムスン)電子に続いて、米3位のモバイル通信会社を相手に特許訴訟を起こした。スマートフォンメーカーが、納入先であるモバイル通信会社を相手に特許訴訟を起こしたのは異例のことだ。

6日(現地時間)、グローバル情報技術(IT)専門メディアであるフォンアリーナによると、ファーウェイは米テキサス地方裁判所に、Tモバイルが14件の第4世代(4G)LTE特許を侵害したと提訴した。2014年からTモバイルに対して知的財産権のライセンシング契約を要求してきたが、Tモバイルが契約締結を拒否して交渉を中止したため、訴訟を起こすことに至ったというのがファーウェイ側の主張だ。ファーウェイ側は、「損害賠償を要求するのではない」とし、「知的財産権のライセンス契約(FRAND)を交わすことを希望している」と裁判所に要請したという。

ファーウェイはまた、三星電子を相手に特許侵害訴訟を追加で提起した。外国メディアによると、ファーウェイは6日、中国廣東省深圳や福建省の中級裁判所に、「三星電子が自社特許を侵害した」として、8000万人民元(約136億ウォン)や訴訟費用50万元の賠償を要求した。

訴状によると、ファーウェイは2010年、中国国家知的財産権局に申請して権利が認められている携帯電話のフォルダー内のアイコンやウィジェットディスプレイ方式の関連特許を、三星電子が無断で使用していると主張した。ファーウェイは今年5月も、三星電子を相手に、米国や中国裁判所に第4世代モバイル通信業界標準関連特許の侵害を受けたと、損害賠償訴訟を起こした経緯がある。電子業界の関係者は、「ファーウェイが中国市場を超えて、グローバル販売を拡大するために訴訟戦を続けている模様だ」とし、「北米などの先進国市場に存在感をアピールするための戦略と見受けられている」と分析した。



김지현기자 キム・ジヒョン記者 jhk85@donga.com