2004年から始まった大關嶺国際音楽祭が今年から、平昌大關嶺音楽祭に名前を変えて、12日から8月9日まで、江原平昌郡にあるアルペンシアリゾートとその周辺で行われる。都心から離れて、江原の山間で開かれるだけに、暑さを避けて音楽を楽しめる文化行事といえる。
平昌大關嶺音楽祭は、クラシック愛好家だけに人気のある行事ではない。様々なウェブサイトでは観光と文化とを一緒に楽しめるという強みのため、多くの日程の問い合わせがある。アルペンシア周辺には牧場やウォーターパーク、海辺などの観光地が多く、最近は名物料理も増えているので、一日以上の滞在で休暇を過ごす人たちが増えている。
今年の音楽祭は、「BBB字で…」をテーマに、「B」の字で苗字が始まる作曲家の音楽を扱う計画だ。これまで、北欧やイタリア、スペインなどの地域にスポットライトを当ててきたことから方向を変えた。バッハやベートーヴェン、ブラームスなど、「B」の字で始まる苗字の作曲家26人の作品が舞台に上がる。鄭明和(チョン・ミョンファ)、鄭京和(チョン・ギョンファ)芸術監督は、「2週間という短い日程とはいえ、クラシックの大きな流れと音楽史とを調和させたので、どんな年よりも中身があって意義ある音楽旅行になるだろうと期待している」と語った。
特に注目を集めるプログラムは、△米作曲家・クリストフ・べルジュの今回の音楽祭のための委嘱曲の世界初公演(29日)、△世界的パントマイム演技者と言われているゲラシム・ダシュレブの音楽とダンスとのコラボ(28日、8月3日、4日)、△ソプラノ・イム・ソンへによるバッハのカンタータ(8月3日)、△フィンランドのハープシコードの演奏者であるアーポ・ハッキネンが率いる原典演奏のアンサンブル(28,29日、8月4日)などだ。
副芸術監督であるピアニストのソン・ヨルムは、「他人の演奏を客観的に見たり聴いたりすることが大好きなので役に立ちそうだ。江原道原州(ウォンジュ)出身なので、わが町の祭りに一役買いたいという気持ちで力添えしたい」と話した。入場料は5万~25万ウォン。お問い合わせは033-240-1360~3まで。www.gmmfs.com
김동욱 キム・ドンウク記者 기자creating@donga.com