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VWが370万台リコールへ、韓国消費者の賠償などは言及すらない

VWが370万台リコールへ、韓国消費者の賠償などは言及すらない

Posted June. 24, 2016 07:21,   

Updated June. 24, 2016 08:38

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ドイツのフォルクスワーゲンが昨年9月の「ディーゼルゲート」後初めて株主総会を開き、ドイツでのリコール計画を明らかにした。しかし、韓国を含めたほかの国の消費者への賠償やリコールについての言及はなかった。

フォルクスワーゲンのマティアス・ミューラー会長は22日(現地時間)、ドイツのハノーバーで開かれた定期株主総会で、「これまで、ドイツ交通部からファサードやティグアン、ゴルフ、アウディA3、A5、Q5など、370万台を超える車両のリコール計画承認を受けた」とし、「今後数週間、車両の持主数千人に対し、リコール通知書を送る予定だ」と語った。

現在、フォルクスワーゲンは、車両の払い戻しや賠償額支給などの内容を盛り込んだ被害補償の合意案を巡って、米政府と協議している。補償規模は100億ドル(約11兆6500億ウォン)に上るという予測が出ている中、合意案は28日(現地時間)、米サンフランシスコ連邦地方裁判所で公開される。

一方、韓国ではアウディフォルクスワーゲンコリアは今月初頭、環境部に提出したリコール計画書を3回も返された後、追加計画が出ていない。最近、ディーゼル車両のほか、ガソリン車両である「ゴルフ1.4 TSI」を国内排出ガス基準に合わせるため、ソフトウェアを操作後、販売してきたことまで検察の取り調べで明らかになり、フォルクスワーゲンへの批判世論が広がっている。

集団訴訟を代理している法務法人「バルン」の河鍾瑄(ハ・ジョンソン)弁護士は、「米政府との合意内容が公開されれば、同じレベルの賠償を要求したいと思う」と明らかにした。国内フォルクスワーゲンやアウディ車両の所有者4300人が参加した集団訴訟は、今月末だけで100人余りが訴訟参加意思を追加で表明したという。



정민지기자 チョン・ミンジ記者 jmj@donga.com