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習主席主席、セルビアで米の誤爆現場を真っ先に訪問

習主席主席、セルビアで米の誤爆現場を真っ先に訪問

Posted June. 20, 2016 07:00,   

Updated June. 20, 2016 07:45

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中国の国家主席としては32年ぶりにセルビアを訪問した習近平主席が17日、到着してすぐ首都ベオグラードにある旧中国大使館跡を真っ先に訪れた。99年5月、コソボ紛争で米軍が当時ユーゴスラビアの中国大使館を誤爆し、中国人3人が死亡した。習主席が犠牲者の追悼と記念碑の献花で訪問の公式日程を始めたのだ。

習主席の追悼行事には、セルビアのニコリッチ大統領と閣僚たちが参加した。これをめぐって、米国のオバマ大統領が先月27日に被爆地の広島平和公園を訪問して日米同盟を強化したことを意識した行動という見方が出てくる。ベオグラード市は、米軍に誤爆された旧中国大使館の跡地に中国文化センターを建て、この前の通りを「孔子通り」と名づけた。

習主席は訪問2日目の18日、ニコリッチ大統領との会談で、南シナ海領有権紛争は当事国間の対話と協議を通じて解決することで合意した。中国が経済協力をテコに南シナ海紛争と直接関係のないセルビアを友軍に確保したのだ。02年にユーゴスラビア連邦から脱退したセルビアは、中国との経済協力で経済低迷の突破口を見出そうとしている。

両首脳は同日、「全面的戦略パートナー関係の樹立および共同声明」に署名した。ニコリッチ大統領は習主席に「共和国1級名誉勲章」を授与した。

中国は、ベオグラードの下水処理施設に5億6000万ドルを投資するなど、習主席の訪問期間に、鉄道や道路の建設など22分野での協力に合意したと、ロイター通信が伝えた。習主席はセルビアに続きポーランドとウズベキスタンを順に訪問する。



베이징=구자룡특파원 北京=ク・ジャリョン特派員 bonhong@donga.com