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中国海軍艦艇、日本領海に一時侵入

Posted June. 16, 2016 07:30,   

Updated June. 16, 2016 07:40

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中国海軍の情報収集艦が15日、日本の領海に侵入し、東シナ海の緊張が高まっている。当時、付近では米国、日本、インドの3国が海上で共同訓練をしていた。中国海軍の艦艇は9日にも日本が実効支配している尖閣諸島(中国名・釣魚島)の接続水域(海岸線から22~44キロ)に侵入した。日本政府は同日、外交チャンネルを通じて憂慮を伝え、強く抗議した。

防衛省は15日、「午前3時半ごろ、海上自衛隊のP3C哨戒機が口永良部島の西から日本の領海を南東に向かって航行する中国海軍の情報収集艦1隻を確認した」と明らかにした。船は、1時間半にわたって日本の領海を航行した後、午前5時ごろ、屋久島の南の沖合で領海を出た。

中国海軍による日本の領海侵入は異例のことだ。NHKは、「04年に原子力潜水艦が沖縄県の石垣島沖で領海侵犯して以来、2回目」と報じた。

付近では、3国の海上共同訓練の一環でインド海軍の補給艦とフリゲート艦2隻が航行していた。中谷元防衛相は記者団に対して、「中国海軍の軍艦がインドの軍艦を追うように航行した」と説明した。

外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は、駐日中国大使館の次席公使に電話で、先日の尖閣諸島接続水域の入域についても取り上げ、「中国海軍の活動全般について懸念している」と抗議した。

日本政府の措置は、先週午前2時に駐日中国大使を呼び出したのに比べれば、強度が下がった。領海であっても平和と安全に害にならない「無害通航」は国際法上許されるためだ。日本政府は、今回の件が無害通航に該当するのか分析している。

中国海軍が航行した領海は尖閣諸島と違って領有権紛争地域ではない。世耕弘成・官房副長官は定例記者会見で、「(尖閣を)自分の領土という独自の主張をする中での接続水域航行とは、対応に差があってしかるべきだ」と説明した。また、「今回の中国艦艇がどういう目的で航行したかは、現時点では確たることを申し上げるのは控えたい」としながらも、「警戒監視活動などに万全を期す」と強調した。



도쿄=장원재특파원 東京=チャン・ウォンジェ特派員 peacechaos@donga.com