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ベンツも車両等級評価に参加、保険料値下げか

ベンツも車両等級評価に参加、保険料値下げか

Posted June. 13, 2016 07:15,   

Updated June. 13, 2016 07:29

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ボルボやフォルクスワーゲンに続いて輸入車シェア1位(今年第1四半期基準)のメルセデス・ベンツも車両の等級評価を通じて自動車保険料を下げるものとみられる。

メルセデス・ベンツ・コリアは12日、「今月末に販売開始する『ザ・ニュー・Eクラス』の車両等級評価を保険開発院に申請した」と明らかにした。車両等級評価で保険料を算定してきた国産車とは違い、輸入車は「保険料が割高でも売れる」として車両の等級評価を受けないのが慣例となってきた。その代わり、損害率(保険料収入に対する保険金支払いの比率)などを根拠に等級が付けられ、これは高い保険料の原因となった。

輸入車業界は先月末、金融当局が輸入車の高い保険料問題を指摘して以来、自律的に等級評価を申請し始めた。昨年、韓国GMの「インパラ」を手始めに今年はボルボとフォルクスワーゲンがすでに申請済みで、ベンツが申請したことで輸入車業界でも等級評価が一般化する雰囲気だ。輸入車業界では、ベンツの等級評価申請でベンツと輸入車市場1、2位を争うBMWもこれ以上車両等級評価を無視するわけにはいかなくなった。

等級評価を受けると、輸入車業者としては良い等級を受けるため、修理代や部品代を自発的に引き下げることになり、その結果として保険料が安くなる。これまで輸入車は事故に遭ったとき、部品代のために修理代が高くついたため、保険会社も多額の保険金を支出を余儀なくされた。ベンツ側も「保険料を下げて消費者の満足度を高めるため、車両等級評価を申請した」と説明した。フォルクスワーゲンの新型パサートの保険金は、車両等級評価を受けてから、すでに20%安くなった。ベンツ運転者の保険料も現在より20%以上安くなる見通しだ。

一方、輸入車保険料の相次ぐ値下げは、高級車市場にも少なくない影響を与えそうだ。自動車業界の関係者は、「外車の保険料が下がれば、販売台数の伸びに鈍化がみられていたが、売れ行きの改善が期待され、国産車との販売競争が激化しそうだ」との見方を示した。



황성호기자 ファン・ソンホ記者 hsh0330@donga.com