全仏オープン最有力優勝候補のナダル、最大の壁は世界１３位のティエム？

ドミニク・ティエム（２２＝オーストリア・写真）はクレーコートの新たな王者となるだろうか。

２００５年以降、テニスの全仏オープンはラファエル・ナダル（３０＝スペイン、世界ランキング５位）の「クレーコート皇帝」戴冠式に他ならなかった。昨年までの１１年間、ナダルは同大会で９度も優勝した。今年も最有力の優勝候補はナダルだ。

その次に来る世界ランキング１位のノバク・ジョコビッチ（２９＝セルビア）くらいテニスの専門家たちが高く評価している選手が世界ランキング１３位のティエムだ。ティエムは２４日、同大会１回戦で勝利し、クレーコートで行った最近の１０試合で９勝１敗を記録した。通算成績でも全体の勝率（６４．９％）よりクレーコートでの勝率（７２．４％）の方が高い。今シーズンのクレーコートの成績は２１勝５敗（勝率８０．８％）だ。

だからと言って対戦した相手が容易かったわけではない。ティエムは、今月初めに開かれたローマ・マスターズではロジャー・フェデラー（３５＝スイス・３位）を２－０で破り、２月のアルゼンチン・オープン準決勝ではナダルを２－１で倒した。

황규인　ファン・ギュイン記者 기자