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独身のボリビア大統領、婚外子スキャンダル

独身のボリビア大統領、婚外子スキャンダル

Posted April. 27, 2016 07:22,   

Updated April. 27, 2016 07:32

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ボリビアのエボ・モラレス大統領(56)が婚外子スキャンダルで世間を騒がせている。再三の説明にもかかわらず疑惑が解消されないため、25日、弁護人を通じてDNA検査に応じると明らかにした。

26日、AFP通信などによると、モラレス大統領の弁護人のガストン・ベラスケス弁護士は25日、現地メディア「パヒナ・シエテ」とのインタビューで、「モラレス大統領は法を順守する市民だ」とし、「当局が召喚するなら、出席して検査を受ける」と述べた。これに先立ち、ボリビア裁判所は、大統領の恋人だったカブリエラ・サパタさん(29)が生存していると主張した息子がモラレス大統領の実子なのか確認するためにDNA検査に応じることを命じた。

ボリビア初の原住民大統領で、長期政権中のモラレス大統領が婚外子スキャンダルに見舞われたのは、憲法改正国民投票(2月24日)を控えた2月初め。独身のモラレス大統領がサパタさんとの間に息子がいて、サパタさんが幹部として働く中国系整備会社CAMCが2013年に鉄道・道路工事など5億7600万ドルにのぼる「特恵性」契約を結んだと、メディアが報道した。野党は、モラレス大統領の私生活を集中攻撃した。内務省の警察反腐敗捜査チームは、サパタさんを逮捕し、不正蓄財、不当利益のマネーロンダリングなどの疑惑を捜査した。

モラレス大統領は05年、当時18才だったサパタさんと2年間交際したことは認めたが、07年に生まれた息子は出産直後に死亡したと言われたと説明した。しかし、恋人の不正蓄財を助けたという疑惑はおさまらなかった。一時、庶民大統領として尊敬を受けたモラレス大統領は、婚外子スキャンダルで足を引っ張られ、大統領4選を可能にする内容を含んだ改憲国民投票が否決され、4選大統領の夢をあきらめざるを得なくなった。



김수연기자 キム・スヨン記者 sykim@donga.com